~British Fair~阪急うめだ本店英国フェア2023に行って来た

博多阪急英国フェアに続いて、10月11日から10月23日まで阪急うめだ本店で英国フェア2023がスタートしています。
UK Walkerは博多阪急に続いて、エマ・ブリッジウォーターで出店しています。
そして、またまたうめだ阪急で取材してきましたよ。

会場内の壁面に掲げられる英国フェアの案内ボード

テーマは、”さあ、紅茶を巡る旅へ。”

阪急うめだ本店の英国フェアテーマは、”さあ、紅茶を巡る旅へ。”

British Fair 英国フェア2023の案内

メイン会場である、9階祝祭広場にはたくさんの紅茶ブランドが出店しています。

UK Walkerはその中で、英国初の茶畑を作った、『TREGOTHNAN(トレゴスナン)』から今回の英国フェアのために訪日された、ジョナサン・ジョーンズさんにお話を伺いました。

英国初の茶畑を作った、『TREGOTHNAN(トレゴスナン)』

ジョナサン・ジョーンズさんは、TREGOTHNANトレゴスナンの広大な庭園を管理するガーデナーであり、茶の生産者です。

トレゴスナン茶園の扉の前でポーズをとるジョナサン
トレゴスナン茶園の扉の前で
笑顔でポーズをとってくれるジョナサン・ジョーンズさん

ジョナサンさんは以前訪日の際、英国も日本もお茶を飲むのに、英国ではなぜお茶を育てないのか?と言う疑問を持ち、それが大きなプロジェクトのきっかけとなったそうです。
トレゴスナンのあるコーンウォールは、イングランドの南西部にあります。
ジョナサンさんはコーンウォールの比較的温暖な気候が茶の栽培に適していることに気付き、1999年に茶の栽培を始めました。

トレゴスナン茶園の一角の扉をイメージして作られた扉と、その説明が書かれたボード
 トレゴスナン茶園の一角の扉をイメージして作られた祝祭広場のフォトスポット
大勢の英国ファンが写真を撮っていました

そして、英国で栽培し加工した正真正銘の英国紅茶を完成させるまで、6年を要したそうです。 
トレゴスナンの紅茶はオンラインストアの他は、イギリスでも限られたファームショップや有名ホテルでしか購入することができません。
イギリスでも入手困難な真の英国紅茶を、ぜひこの機会にお試しください。  

トレゴスナンの紅茶が並ぶ販売カウンター
英国最大の茶園、トレゴスナンの紅茶が並ぶカウンター

また、来年の5月には英国フェアで人気のお店を実際に巡る「阪急うめだ本店英国フェア2023X阪急交通社コラボ企画」春の英国周遊ツアーも実施され、12日間コースではトレゴスナンの茶園を訪れ、昼食を予定されているそうです。
(陶器の街ストーク・オン・トレントではエマ・ブリッジウォーターのファクトリーも訪れます!)
茶摘みを見たりテイスティングをしたりという、もりだくさんなツアーが予定されているそうですよ。ご興味のある方は、お楽しみに。

紅茶の紹介の次は、紅茶の相棒お菓子
博多阪急英国フェアでは出店していなかった2つのお店をご紹介します。

英国ジャムの老舗『Tiptree(チップトリー)』

1件目は、”チップトリーティールーム”。
チップトリーティールームを運営するWILKIN & SONS社から来日されていた、マリアナ・ジャンコーラさんにお話を伺いました。

チップトリーティールームのマリアナ・ジャンコーラさんと
砂古玉緒さん
チップトリーティールームのマリアナ・ジャンコーラさんと
一緒に出店する英国菓子研究家、ブリティッシュプディングの砂古玉緒さん

日本でも大手スーパーや百貨店では良く見かける、英国のジャムの老舗TiptreeチップトリーのWILKIN & SONSジャム。

カウンターに並ぶWILLIN&SONSジャムの瓶
販売されているWILKIN & SONSジャム

写真をご覧になれば、あっあれか、と思われる方も多いはず。最近はミニミニサイズも良く見かけます。
そのWILKIN & SONSが営むのが、チップトリーティールームです。
チップトリーティールームはエセックス州に9軒、サフォーク州に1軒あります。

チップトリーを運営するウィルキンファミリーがフルーツを育て始めたのが1757年、そしてジャム作りを始めたのが1885年だそうです。そして、1911年、英国王ジョージ5世から英国王室御用達の栄誉を授かり、2010年にはエリザベス女王が工場を訪問されました。

ビクトリアスポンジケーキとマーマレードケーキ
チップトリーのビクトリアスポンジケーキとマーマレードケーキ
お皿はエマ・ブリッジウォーターの新商品バンブルビーのプレート

そのジャムをふんだんに使ったスコーンとケーキは、チップトリーティールームの人気メニューです。  

WILKIN & SONSジャムの中で、マリアナさんイチオシがリトルスカーレットストロベリーと言う、いろんな種類のいちごが入っているジャムだそうなのですが、残念ながら10月15日に”SOLD OUT”になってしまいました。
ただ、ストロベリージャムや、ラズベリージャムなどはまだありますので、ぜひぜひ”SOLD OUT”になる前に、Getしてください。

ジャムの他に、阪急うめだ本店英国フェアでは、チップトリーティールームの数々のスコーンと、10月11日から10月17日はWILKIN & SONSジャムを使った、ビクトリアスポンジケーキとマーマレードケーキ、10月18日から23日はレッドベルベットケーキが販売されます。

お菓子の詳しい内容は阪急英国フェアのサイトで、ご確認ください。
https://website.hankyu-dept.co.jp/honten/h/britishfair/sweets.html

Tiptree TeaRoom
https://www.tiptree.com/pages/tearooms

WILKIN & SONS
https://www.tiptree.com

『DOUGH & DAUGHTERS(ドウ&ドウターズ)』のチェルシーバンズ

次にご紹介するのは、DOUGH & DAUGHTERSのチェルシーバンズ
DOUGH & DAUGHTERSはデンマーク人の母を持つジェニファーがウェールズの別荘で始めたベーカリー。現在は2人の 娘エリーとアイラとともにパン教室を運営。

チェルシーバンズ造り中のアイラ・ブルゴス・ワトキンソンさん
来日中のアイラ・ブルゴス・ワトキンソンさん

今回はロンドンのチェルシー地区で生まれた、チェルシーバンズを販売しています。
一見シナモンロールに似ていますが、食べてみると全く別物。
レンジで少し温めて、ふかふかで食べるのがおススメです。

ショーウインドウに並ぶチェルシーバンズ
チョコレートとオレンジテイストのチェルシーバンズ

阪急うめだ本店のメインスペース祝祭広場やギャラリースペース…

阪急うめだ本店の9階から12階までの吹き抜けの広場で大階段を持つイベントのメインスペース、祝祭広場。今回は、人気のリントンズや先にご紹介したトレゴスナンティーをはじめ英国フェアのテーマに合わせた紅茶の数々、紅茶にまつわる展示が行われています。

そして、祝祭広場の一角には日本を撤退してもなお人気のある、『Harrod(ハロッズ)』コーナー。

ロンドンの老舗百貨店「ハロッズ」のオリジナルバッグが集結しています。

また、今年の英国フェアでは、祝祭広場の前、阪急うめだギャラリーでアンティーク&ビンテージのお店が集められた”アンティーク&ビンテージを巡る英国旅”が開催され、大勢のお客さまで賑わっていました。

9階アートステージでは、人気のバーレイをメインとする、”愛すべき英国カントリー”のコーナーがあります。

他にも祝祭広場ではトークショーやブラスバンド演奏などのイベントも満載。
我らがUK Walkerでアフタヌーンティーのコラムを寄稿いただく英国紅茶研究家の藤枝理子さんも、10月14日で終了しましたが”アフタヌーンティーの魅力”を講演されていました。

講演中の藤枝理子さん
祝祭広場大階段の観客を前にスピーチの藤枝理子さん

また、9階催場にはエマ・ブリッジウォーターをはじめ、びっくりするほどたくさんな英国ブランドが大集合しています。

ぜひぜひ、何回も足を運んで阪急うめだ本店英国フェアをお楽しみください。

阪急うめだ本店英国フェア
https://website.hankyu-dept.co.jp/honten/h/britishfair/

UK Walker

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