オープンほやほや!アニヤヴィレッジのアニヤカフェ

ポントストリート(Pont Street)にオープンしたアニヤ・ハインドマーチの『The Village』

5月17日、イングランドのロックダウンの2段階目の規制が緩和されたと同時に、ロンドンの超高級住宅地、ベルグレイヴィア地区のポントストリート(Pont Street)にAnya Villageがオープンしました。
これはアニヤ・ハインドマーチのデザイナーであるアニヤさんの夢だったAnya Villageを、数年にわたる構想の末に実現したもの。

『The Village』アニヤヴィレッジのショップ

ザ・ヴィレッジはアニヤ・ハインドマーチの数店舗が軒を連ねる小さなアニヤ村です。
ショップのラインナップは「The Plastic Shop」、「The Labelled Shop」、「The Bespoke Shop」、「The Village Hall」、そして「Anya Cafe」です。

アニヤカフェの外観
アニヤカフェの外観

アニヤ・ハインドマーチと聞いて思い出されるのは、2007年にスーパーのレジ袋を減らそうという目的で、イギリスの大手スーパーマーケット『セインズベリー』から発売されたキャンバス生地のトートバッグ「I’m NOT A Plastic Bag」。

その後、世界の主要都市のアニヤ・ハインドマーチからも発売され、バッグを買い求める人の長蛇の列が出来て世界的な大ヒットに。その結果、英国ではレジ袋の有料化へと繋がりました。それでも使い捨てられるプラスチックの問題が解決した訳ではなかった為、アニヤ・ハインドマーチは使用を減らす事を心掛けるだけではなく、プラスチックから再生された生地を使用した「I AM A Plastic Bag」を二年の歳月をかけて開発しました。
「The Plastic Shop」ではこのコレクションのみを展開しています。

「The Plastic Shop」内のI AM A Plastic Bag
I AM A Plastic Bag

「The Labelled Shop」はホームオフィス周りの小物をオーガナイズする為のバッグやポーチなどを扱い、その場で文字を刻印して貰う事も出来ます。

The Bespoke Shopの外観
「The Bespoke Shop」

「The Bespoke Shop」はプレゼント用に、イニシャルや名前や文字を入れてオリジナルを作って貰える特注品カスタマイズショップです。

「The Village Hall」では色々なコンセプトの創作の表現をする為のイベントホールとして、最初の三週間はアニヤさんの新刊著書とのコラボでシャンプーセラピーサロンに使われています。

The Village Hallの外観
「The Village Hall」

アニヤ仕様の歩行者優先ゼブラクロッシング

ナイツブリッジ方面からポントストリートのザ・ヴィレッジを目指して行くと、まず目につくのが、歩行者優先ゼブラクロッシングのアニヤ・ハインドマーチのEyesのお目目モチーフが付いた黄色いボールです。

Eyesの付いた黄色の点滅ボール
Eyesの付いた黄色の点滅ボール
歩行者優先ゼブラクロッシング
歩行者優先ゼブラクロッシング

点滅する黄色いボールが乗った縞々の柱がある横断歩道は、歩行者優先の印なのですが、Eyesが付いているのはここだけなので是非これもチェックして欲しいポイントです。

ザ・ヴィレッジの中心アニヤカフェ

ザ・ヴィレッジの目玉は何と言ってもアニヤカフェ!

アニヤカフェの外観
アニヤカフェの外観

朝8時から夜8時までオープンしているので朝食、ランチ、ティータイム、ちょっと早めのイブニングドリンクまで楽しめます。
店内は広くないので混雑時は少し待つのを覚悟ですが、午前中は並ばず入れるとお店の方から伺ったので軽い朝食をいただきに行って来ました。

リボン型のスコティッシュクロワッサン
リボン型のスコティッシュクロワッサン

お店のロゴにもなっているリボンの形をした「Otto’s Buttery」はアニヤさんの息子のオットーさんが再発明したスコティッシュクロワッサンで、プレーン、スパイス、チーズの三種があります。プレーンはスマイルマークのバターとストロベリージャムと一緒にサーブされ、チーズ味にもバターが付いて、ここにもアニヤ・ハインドマーチのトレードマークのユーモアが取り入れられています。

アニヤカフェの可愛いケーキ

カフェのオープンをとても楽しみにしていたのでオープン初日の午後にお茶をしに行ったのですが、ちょうどティータイムでお店が混んでいた為、残念ながらケーキは殆どが売り切れでした。でもせっかく行ったので、唯一残っていたチャビーハートケーキとラテでティータイムを楽しみました。チャビーハート型のケーキはラズベリーが入ったチョコレートムース、そしてチェリーの形をしたのはチョコレートトリュフです。

カフェでティータイム
カフェでティータイム
カフェでティータイム
カフェでティータイム

ラテについているお砂糖は、赤がブラウンシュガーで白が白い角砂糖。お砂糖は使わないけれど可愛いのでお土産に頂いて帰りました。エリザベス女王の絵が付いた切手クッキーもホットドリンク類に付いています。(クッキーはテイクアウェイのドリンクにも付きました。)

オートラテとお砂糖、切手型クッキー
オートラテとお砂糖、切手型クッキー

アニヤのモチーフが随所にちりばめられたカフェはとても可愛くて、見ているだけでもワクワクする楽しい空間でした。

ハンドサニタイザーとEyes Cookies
ハンドサニタイザーとEyes Cookies

リサイクルプラスチックを使ったEyes Coffee cupは、アニヤカフェを訪れたお土産にお勧めです!

ペーパーカップとリサイクルプラスチックのEyes Coffee Cup
ペーパーカップとリサイクルプラスチックのEyes Coffee Cup

ケーキをお目当てに再訪した時、丁度ショーケースにケーキを並べているところだったのでスマイルやチャビーハートケーキ、モンスターケーキなど全種類揃って圧巻の光景でした。

アニヤカフェのショーケース
ショーケースにならぶケーキ
ショーケースに並ぶケーキたち

色々ある中から見た目の可愛さと好きなフレーバーで選んだのは、ヌテラ味のMonster Cake、レモンとマスカルポーネのレイヤーケーキのSmile Cake、コーヒースポンジにコーヒーバタークリームが乗ったCoffee and Walnut Cakeの三個。ひとつずつ可愛い箱に入れて貰えて、無事に家まで崩れずにお持ち帰り出来ました。

アニヤのケーキでおうちカフェ
アニヤのケーキでおうちカフェ
アニヤのケーキでおうちカフェ

どれもイギリスでよく見る定番ケーキがアニヤのユーモアで可愛くアレンジされています。コーヒーウォールナッツケーキのバタークリームがなんとも懐かしい味で子供の頃を思い出して、思わず嬉しくなり目福、口福でした。アニヤカフェは昔ながらのイギリスのカフェからインスピレーションを得て、食材にこだわり、もちろんトレードマークのユーモアも忘れずに盛り込まれたコンセプトと知り納得がいきました。

オープン初日はアニヤさんご自身もカフェでお客様をお迎えしていらっしゃったので、運が良ければご本人にお会い出来るチャンスが今後もあるかもしれませんね。

アニヤカフェ店内
アニヤカフェ外観
アニヤカフェ店内と外観

お店の情報

  • 住所: 9 Pont Street, London,SW1X 9EH
  • 電話: +44 20 4529 0924
  • 営業時間:月-土 8am-8pm/日曜 9am-6pm
    Walk-ins Only(予約不可)

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レザー製のEyesをあしらったナイロン製のトートバッグ。
軽くスポーティーながらスタイリッシュ、そして陽気な仕上がりです。
お目目のモチーフが付いたかわいいトートバッグですね。

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Chako

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