マナーハウス『クリブデンハウス』(Cliveden House)で過ごす極上の時間
マナーハウスとは
イギリスにはマナーハウスと呼ばれる中世の領主の館があり、現在はホテルになっているところが多数あります。
ここでご紹介する17世紀に建てられた『クリブデンハウス』(Cliveden House)も、現在はナショナルトラストが管理する五つ星ホテルです。
![グリブデンハウス全景](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/03/02_01グリブデンハウス全景.jpg)
『クリブデンハウス』について
『クリブデンハウス』は、ヒースロー空港から車で約30分の場所にあり、ウインザー城にも近いため、数年前メーガン妃が挙式前夜に宿泊されたことでも話題になりました。
石造りの重厚な外観の建物内には、当時の栄華を目の当たりにする、数々の美しい部屋があります。
![ザ・グレートホール](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/03/02_01-2The_Great_Hall-682x1024.jpg)
夢のような朝食時間~クリブデンで朝食を@フレンチダイニングルーム
まずは、現在プライベートダイニングになっているフレンチダイニングルームからご紹介します。
![フレンチダイニングルームの朝食](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/03/02_02BF_at_French_Dining_Room.jpg)
一昨年までは宿泊するとフレンチダイニングルームで朝食をとることができました。
フレンチダイニングルームは『クリブデンハウス』のかつてオーナーWiliamWaldolfが、18世紀に、フランスにあるポンパドール夫人のお城から移築して作られた部屋です。
Wiliam Woldolfはニューヨークの『Waldolf-Asoria Hotel』を建てた人物。 きらびやかなフレンチダイニングルームに入れば、彼の富の豊かさを感じずにはいられません。
![フレンチダイニングルームの朝食](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/03/02_05BF_at_French_Dining_Room.jpg)
![フレンチダイニングルームの朝食](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/03/02_03BF_at_French_Dining_Room-776x1024.jpg)
この美しい部屋でいただく朝食は、日常を忘れてしまう特別な時間になることは間違いないでしょう。
重厚なザ・グレートホールでのアフタヌーンティーと、美しい庭園を眺めながら頂くクリブデンダイニングルームでのアフタヌーンティー
次は、アフタヌーンティーを頂くことができる部屋、The Great Hall。
その重厚な部屋に一歩足を踏み入れると、歴史ある絵画と今にも動き出しそうな甲冑がお出迎えをしてくれます。
![ザ・グレートホール](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/03/02_06The_Great_Hall.jpg)
![](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/03/02_XXThe_Great_Hall-3-733x1024.jpg)
The Great Hallの厳かな雰囲気の中でいただくアフタヌーンティーは、スリーティアーズのプレートにサンドイッチ、スコーン、セイボリー系にスイーツという典型的なアフタヌーンティースタイル。
広々としていて隣の席もとても離れていてゆったりとでき、まるで中世の世界にタイムスリップしてしまいそうです。
![ザ・グレートホールでのアフタヌーンティー](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/03/02_08The_Great_Hall-683x1024.jpg)
アフタヌーンティーは日曜日がThe Great Hall、月曜日から土曜日は美しい庭園が眺められるThe Clivden Dining Roomでいただくことができます。(ロックダウン前の情報)
![クリブデンダイニングルーム](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/03/02_09The_Cliveden_dining_Room.jpg)
現在頂くことができるアフタヌーンティーの中で、一際目を引くのが赤いフォルムのインパクトあるレッドベルベットケーキです。
このレッドベルベットケーキは、ニューヨークの『ウォルドルフアストリアホテル』が発祥のアメリカのケーキですが、いまではイギリスでもポピュラーなケーキのひとつになっています。 前オーナーに敬意を表して用意されているレッドベルベットケーキが入っていることから、このアフタヌーンティーはレッドベルベットアフタヌーンティーと呼ばれています。
![クリブデンダイニングルームのスリーティアーズプレートに用意されたレッドベルベットアフタヌーンティー](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/03/02_10Red_Valvet_Afternoon_Tea-768x1024.jpg)
![レッドベルベットケーキ](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/03/02_11Red_Valvet_Cake-715x1024.jpg)
通常のレッドベルベットケーキは、上にクリームがのった典型的なカップケーキスタイルが主ですが、『クリブデンハウス』のレッドベルベットケーキは実におしゃれ。
暖かい季節に訪れると、解放された窓から入ってくるみつばちを外に出し、さりげなくジャムを取り換えてくれる、ホテルの方のスマートな所作が見られるかも。
アクティビティ テムズ川クルーズ
そしてもうひとつご紹介したいのが、『クリブデンハウス』で体験できるアクティビティ、テムズ川クルーズです。
![テムズ川クルーズの乗船場所とクルーズ船](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/03/02_12Cruise-768x1024.jpg)
『クリブデンハウス』敷地内の散策小道を進むとテムズ川に出られ、そこから乗船しクルーズがスタートします。
クルーズではゆったりとした川の流れに任せて、美しいテムズ河畔の景色や、数々のコテージを見ることができます。
![クルーズの途中、テムズ川に架かる橋](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/03/02_13Cruise.jpg)
なかでも注目したいのが、ヴィクトリア女王が滞在されたというスプリングコテージ。 スプリングコテージは『クリブデンハウス』の別棟として、宿泊することができます。
![スプリングコテージ](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/03/02_14Cruise-768x1024.jpg)
テムズ川クルーズは『クリブデンハウス』のフロントで予約ができます。
また、事前に予約しておくとクルーズに昼はアフタヌーンティーセットを用意してくれたり、夕方にはシャンパンクルーズをすることもできます。
五つ星ホテルでの宿泊はなかなか敷居が高いですが、国の行き来ができるようになったら、自粛生活を頑張った自分へのご褒美として訪れてみてはいかがでしょう。
『クリブデンハウス』の情報
『クリブデンハウス』は現在イギリス政府のロックダウンの要請を受けて、クローズしていますが、いよいよ4月12日より再開します!
クリブヴデンハウスの情報は公式サイトでご確認ください。
https://www.clivedenhouse.co.uk/
参考:現在のアフタヌーンティー情報
Classic Red Velvet Afternoon Tea – £50
Champagne Red Velvet Afternoon Tea – £67