「ブリジャートン家」ロケ地はどこ?【Netflix】映画・ドラマ ロケ地
Netflixオリジナルドラマ「ブリジャートン家」の撮影ロケ地をご紹介します。
2020年12月25日から配信がスタートするやいなや、Netflix史上最大のヒットとなっている「ブリジャートン家」。本作は19世紀のロンドン社交界を舞台にしていますが、ドラマに出てくる貴族のお屋敷や庭園、そして街並みはセットで作られたものでなく、撮影されたロケ地が実在するんです。
この「ブリジャートン家」の世界に魅了され、どこで撮影されたのか?実際の場所はどんなところなのか?ドラマを見ながら気になる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。 今回はそんな皆さまの疑問にお答えします!
ブリジャートン家の邸宅
ブリジャートン家の邸宅の外観は、ロンドンのグリニッジにあるレンジャーズ・ハウス(Ranger’s House)で撮影されました。こちらの建物はアートコレクションを展示するギャラリーとして一般公開されているため、建物内部へも入場可能です。
ブリジャートン家の邸宅内部のシーンは、英国最大の空軍基地の1つであるバッキンガムシャーのRAFハルトン・ハウス(RAF Halton House)で撮影されています。RAFハルトン・ハウスでは大階段やホールなどどれも印象的なシーンのロケ地となっていますが、残念ながら一般公開されていないため見学はできません。
Ranger’s House 住所: Chesterfield Walk, Blackheath, London, SE10 8QX https://www.english-heritage.org.uk/visit/places/rangers-house-the-wernher-collection/ |
フェザリントン家の邸宅
ドラマ「ブリジャートン家」は、ロンドンから車で2時間30分の距離にあるバース(Bath)で多数の撮影がおこなわれました。フェザリントン家の正面玄関も、ここバースにあるロイヤル・クレセント(The Royal Crescent)がロケ地となっています。このロイヤル・クレセントには「ロイヤルクレッセントNo.1」と呼ばれる18世紀当時の内装を再現した博物館があり、フェザリントン家の正面玄関はこの博物館をCG加工して使用されています。
Royal Crescent No.1 住所: 1 Royal Cres, Bath BA1 2LR http://no1royalcrescent.org.uk/ |
街並み
18世紀のジョージ王朝時代の建造物が多く残っている美しい都市バース。この都市で有名なランドマークの1つである、世界で最も美しい集合住宅「ロイヤル・クレセント」がドラマの舞台として度々登場します。建物自体が三日月形(クレセント)となっており、なんと全長180mもあります。この荘厳な美しさが「ブリジャートン家」の華やかな世界を感じさせる大きな魅力となっています。
The Royal Crescent 住所: Royal Crescent, Bath, BA1 2LS https://visitbath.co.uk/listings/single/the-royal-crescent/ |
ヘイスティングス公爵のロンドン邸
ヘイスティングス公爵のロンドン邸の外観は、ソールズベリー(Salisbury)の近くにあるウィルトン・ハウス(Wilton House)で撮影されました。 ウィルトン・ハウスはペンブローク伯爵の邸宅で今も代々住み続けていますが、邸宅の一部と庭園が一般公開されており見学することができます。
Wilton House 住所: Wilton, Salisbury SP2 0BJ https://www.wiltonhouse.co.uk/ |
ヘイスティングス公爵のロンドン邸宅内
ヘイスティングス公爵のロンドン邸宅内のシーンでは、ロンドン西部にあるサイオン・ハウス(Syon House)のエントランスホールが度々登場します。
また、シーズン1の第5話でジョージ3世とシャーロット王妃が一緒に夕食をとる思い出に残るシーンも、このサイオン・ハウスで撮影されました。 現在もノーサンバーランド公爵が管理する私邸のため、一般見学は3月中旬から10月末迄と営業日が限られています。そのため、ホームページ等で営業日時を確認してから行くことをお勧めします。
Syon House 住所: Syon Park, Brentford TW8 8JF https://www.syonpark.co.uk/ |
ダンベリー夫人の邸宅
シーズン1の第1話、ヘイスティングス公爵・サイモンがダンベリー夫人の邸宅を訪ねるシーンで登場します。サイモンの母変わりでロンドンの上流階級を仕切っているダンベリー夫人の邸宅は、バース(Bath)のホルバーン美術館(Holburne Museum of Arts)がロケ地となっています。
The Holburne Museum 住所: The Holburne Museum, Great Pulteney Street, Bath, BA2 4DB https://www.holburne.org/ |
舞踏会
シーズン1の第4話で登場する舞踏会の会場は、ハットフィールド・ハウス(Hatfield House)で撮影されました。ロケ地となった白と黒の大理石が敷き詰められている「マーブル・ホール」は、かつては舞踏会や晩餐会などで貴族たちが出入りする社交場として実際に使用されていました。
Hatfield House 住所: Great North Rd, Hatfield AL9 5HX https://www.hatfield-house.co.uk/ |
結婚式を挙げた小さな教会
シーズン1の第5話、シャーロット王妃から結婚の許しを得たダフネとサイモンは、家族だけでひっそりと結婚式を挙げました。2人の結婚式の舞台として選ばれた場所は、ロンドン南西部にある小さな聖マリア教会(St Mary’s Church)です。
St Mary’s Church 住所: Church St, Twickenham TW1 3NJ https://www.stmarytwick.org.uk/ |
ボクシングの試合会場
シーズン1の最終話で登場するボクシング会場は、イギリス海軍の造船所跡地(Historic Dockyard Chatham)で撮影されました。現在は海事博物館として一般公開されており、撮影で使用された船台(3 Slip The Big Space)も見学することができます。
第4話のボクシングの試合会場は、プリマス(Plymouth)にあるTarred Yarn Storeで撮影されました。
The Historic Dockyard Chatham 住所: Main Gate Rd, Chatham ME4 4TZ https://thedockyard.co.uk/ |
ヘイスティングス公爵の本邸「クライヴェドン城」
シーズン1の第6話で登場する、ヘイスティングス公爵の本邸「クライヴェドン城」。シャーロット王妃の許しを得て無事結婚したダフネとサイモンは、ロンドンを離れてクライヴェドン城でハネムーンを過ごします。このクライヴェドン城は、ヨークシャーにある貴族の邸宅キャッスル・ハワード(Castle Howard)で撮影されました。
キャッスル・ハワードは『秘密の花園』(バーネットの代表作)のモデルになったといわれるハワード家(カーライル伯爵)の私邸です。邸宅内には、なんと約140室もの部屋があり、その一部は一般公開されているため見学することができます。
ダフネとサイモンがクライヴェドン城に到着した際、ダフネがエントランスの吹き抜けを見上げ、思わずため息をもらすシーンもキャッスル・ハワードで撮影されています。
また、邸宅内のシーンは、ウィルトン・ハウス(Wilton House)、バドミントン・ハウス(Badminton House)、ノース・マイムズ・パーク(North Mymms Park)もロケ地となっています。
キャッスル・ハワードの庭園に建つこのパビリオンは、シーズン1の第6話で夕食の途中に外に抜け出した2人が、雨に濡れてずぶ濡れになりながら抱き合うシーンで登場するロケ地です。
キャッスル・ハワードは、玄関、階段、部屋、庭園など敷地内全体が、ダフネとサイモンが生活していた舞台となっているので、散策するだけで「ブリジャートン家」の世界に入り込んだような気分を味わうことができます。
Castle Howard 住所: Castle Howard, York, North Yorkshire, YO60 7DA http://www.castlehoward.co.uk/ |
いかがでしたか。今回は人気急上昇中のドラマ「ブリジャートン家」に登場する、イギリスのロケ地をご紹介しました。 大好きな映画やドラマに登場する美しい街や建物を実際に訪れてみると“あの名シーン”がよみがえってくるはずです。 皆さまもぜひ、映画やドラマを思い出しながらロケ地めぐりに挑戦してみてはいかがでしょうか。