“ランチや夕飯も楽しめてしまう!”素敵なイギリスのブドウ園&ワイナリー《 Discovering English Wine》
前回のブドウ園ランチのご紹介『イギリスのブドウ園&ワイナリーでランチを楽しもう』から少し間が空いてしまいましたが、“ランチや夕飯も楽しめてしまう”素敵なイギリスのブドウ園&ワイナリー、パート2をご紹介します。
ウィストン・エステート・ワイナリー/Wiston Estate Winery
Wiston Estate Winery, Chalk Restauran
North Farm, Washington, West Sussex, RH20 4BB
https://www.wistonestate.com/

ウエスト・サセックス州にあるウィストン・エステートは、ロンドンから電車で行く場合は、ロンドン・ヴィクトリア駅からワージング(Worthing)またはホーシャム(Horsham)まで1時間から1時間半。そこからタクシーを利用して20分。
ロンドン中心部から車での移動の場合は、2時間ほどの距離になります。
ロンドンからは少し距離がありますが、こちらのワイナリーに併設されているレストラン『Chalk Restaurant/チョーク・レストラン』は、ぜひとも訪れてみてほしいとお勧めできるワイナリーレストランの一つです。

『ミシュランガイド』2026も連続で掲載
また、『Webマガジンミシュランガイド』のレストラン&トラベル編集長であるアンドルー・ヤング氏によってもおすすめに上がっていたヴィンヤードレストランの一つです(2025年)。
そして、『ビューティフル・サウス・アワード2025~26』にて「レストラン・オブ・ザ・イヤー」に選出されているレストランでもあります。
ワイナリーの歴史
この家族経営のエステートの歴史は1743年に遡ります。

サウス・ダウンズSouth Downsの白亜の斜面で2000年前ローマ人達によってブドウが栽培されていました。その様な歴史の残るこの土地に、ハリー・ゴーリング氏(Harry Goring)が南アフリカのワイン産地で育った妻、ピップ・ゴーリング女史(Pip Goring)と共に、1972年にウィストン・エステートのマネージメントを引き継ぐために帰郷します。

ピップはサウス・ダウンズの土壌と気候がシャンパーニュ地方と類似していることから、この地で高品質なブドウを栽培できる可能性を長年信じていました。
カナダ西部にある小規模な有機農場で働いていたハリーとピップの息子リチャードは、妻のカースティと共にこの地に戻り、この地での新たな情熱を注ぎ始めました。そしてついに2006年ゴーリング家は、南向きの16エーカーのチョーク質の土壌の上に火打石が散在する土地に、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネのブドウの木を植え付けました。

現在、「サステナブル・ワインズ・オブ・グレートブリテン(Sustainable Wines of Great Britain)」の認定メンバーの一員でもあるこちらのワイナリーでは、12ヘクタールの畑を所有し、ワインメーカーのマーカス・レイナー=ウォード氏(Marcus Rayner-Ward)、そしてヴィンヤードマネージャー トラヴィス・ソールズベリー氏(Travis Salisbury)率いるチームにより、ブドウ畑からワイナリーに至るまで、持続可能なワイン造りに取り組んでいます。
数々の受賞歴を持つワインのラインナップ

Wiston Estate Cuveeを始め、Wiston Estate Blanc de Blancs、そして近年でミシュランスターレストランのシェフでもあるサイモン・ローガン氏(Simon Rogan)らとのコラボレーションで生まれたWiston Rose for Simon Roganなど、食とワインのペアリングが楽しみなボトルも含め、数々の賞を受賞しているワインを長年生み出しています。

私もこちらのワイナリーのファンの一人で、いつも数本自宅にストックしています。
セラー/Celler ショップそしてティスティング
ワイナリーにはコンテンポラリーかつ、ナチュラルな優しさを感じるセラードアー/Celler Door(ワイン&小物ショップ)が併設されています。

カウンターにはティスティング用のワインも置いてあり、予約なしで気軽に楽しめます。お値段は確か3種で15ポンドだったと記憶しています(2025年)。
ワインを購入した際にはティスティング料が差し引かれるシステムです。私は訪れる度、毎回通ってしまいます。

この日の試飲用ワインは3種でしたが、気になるワインがあると伝えたら奥から出してきてくれました。感謝!

ティスティングはカウンターで楽しめます。
ワインだけでなく、大切な方へ、そして自分へのプレゼントとして、店舗内には素敵な品々も扱っているので、足を運んでみてはいかがでしょうか?
CELLAR DOOR営業時間:水曜~日曜 10 -4pm
ワイナリーでのツアーやイベント
またワイナリーでは、ブルーベルの季節にはブルーベルウォークとワインを楽しむツアーや、ヴィンテージワインのティスティング&ワイナリーツアーなど、様々なツアーも行われています。
お越しの際にはツアーのページも事前にチェックしてみてくださいね。
ツアー&イベントページ:https://www.wistonestate.com/product-category/tours-experiences/
チョーク・レストラン/Chalk Restaurant
ミシュランガイドでの掲載を始め、トリップアドバイザーの「ベスト・オブ・ザ・ベスト2025」に選ばれ、世界中のレストランの上位1%にランクインしたこちらのレストラン。自然豊かな美しいヴィンヤードの中に、洗練された美しく、かつ静寂と同時に温かみを感じるデザインの美しいレストランです。


私はランチ時間に数回訪れていますが、平日でも毎回満席に近い状態でした。
年齢層は20代後半から80代と幅広く、ワイナリーツアーを終えた方から、ご家族ランチなど幅広い方々で賑わっていました。
現在のヘッドシェフはホーシャム出身のジョーダン・パウエル氏(Jordon Powell)です。
彼は2026年の「ルー・スカラシップ・コンペティション2026/英国の若手シェフを対象とした料理コンテスト(The Roux Scholarship is a cooking competition for young chefs in the UK.)」の地域決勝に進出する18名のシェフの一人に選出されている実力派です。

”魚介類を使った料理を作るのが大好き”とのシェフのインタビュー記事を読む前に、魚料理をオーダーしていましたが、魚介類大好き日本人も満足できる素晴らしい一皿でした。肉や野菜のメニューも何度かいただきましたが、こちらも食材が活かされ、自然に笑顔が出てしまう美味しさです。


また、ボリュームたっぷりの自家製ローズマリーフォカッチャは、普段パンをオーダーしない自分でも一度食べたらリピート確実になってしまったお味です。


食後のお楽しみのデザートも、季節によって旬の食材を活かした、美しく、そして満足のため息が出てしまう美味しさです。
そしてもちろんワインの種類も豊富。グラスワインでの種類提供も多いのも嬉しいですね。

CHALK営業時間
コーヒー&ペイストリー:水曜~日曜 9.30-11.30時
ランチ:水曜~日曜
ディナー:金曜&土曜
ディナーとワインツアーのコンビネーションも金曜日に開催されているとのことです。
詳細はレストランの予約サイトをご参照ください。
https://www.wistonestate.com/chalk-restaurant/
ウエスト・サセックス州でのワイナリーホッピング
さすがワイナリー&ヴィンヤードの宝庫、ウエスト・サセックス州。近郊にはいくつかのワイナリー&ヴィンヤードがありますので、“せっかくなら他のワインも試してみたい”と言う方向けに数点リストをあげておきますね。
Kinsbrook Vineyard, Restaurant, Deli & Shop
https://www.kinsbrookvineyard.com
ウィストン・エステート・ワイナリーからは車で12分ほどの距離。
カジュアルなカフェ&バー/レストラン/デリ&ショップを併設のヴィンヤードで犬連れの散歩客や、お子様連れのご家族、デート、ショップでの買い物客など、幅広い年齢層の方で賑わっています。


カフェは毎日営業
月~水曜 10:00am~2:30pm:カフェ&ワインバー
木~日曜 曜日によって営業時間が異なります。
Nutbourne Vineyards
https://nutbournevineyards.com

家族経営の美しいヴィンヤード。ウィストン・エステート・ワイナリーからは車で15~16分ほど。
ピーター・グラッドウィン氏(Peter Gladwin)は、ワインだけでなくグラッドウィン・レストラン・グループの会長を務めており、また最新の料理本『An English Vineyard Cookbook』を含め、これまでに6冊を出版しています。
またリチャード・グラッドウィンとオリバー兄弟は共に、ロンドンで「Local & Wild」というレストランを経営し、ウィンブルドン・ヴィレッジからソーホー等にあるイギリスのカントリーサイドの空間や温かみを感じられるレストランではワインと一緒に楽しめる美味しい料理を提供しています。
夏にはワインにぴったりのピクニック用の軽食盛り合わせもオファーされています。
Ambriel Sparkling(Redfold Vineyards)
ウィストン・エステート・ワイナリーからは車で16~20分ほど
銀行員と弁護士というキャリアを持つアウトウェイツ夫妻が生み出したAmbriel Sparkling
ロンドンの高級ワインショップでも見かけるワイン達です。
美しいヴィンヤードには併設ショップはありませんが、事前予約で(https://ambrielsparkling.com/sip-sparkling-wines-from-sussex/)テイスティングやツアーも楽しむことができます。
いかがでしたか? ロンドンにお住まいの方にも日帰りで訪れることができる人気のワイナリーでのランチやディナー。皆様もぜひ訪れてみてくださいね。












