神戸にある本格的イギリス菓子店『THE BISCUIT BARREL<ビスケットバレル>』~原点はイギリスのお母さんの味

The Biscuit Barrelのイメージ画像、ウェブサイトトップページ
The Biscuit Barrel イギリス菓子専門店

お母さんと一緒にお菓子作りを始めた8歳のころ

THE BISCUIT BARRELのオーナーパティシエはイギリスのレスタ―(Leicester)出身、ピーター・ブロードハースト(Peter Broadhurst)さん。

お菓子も販売する自動販売機横に立つオーナーパティシエのピーター・ブロードハーストさん
オーナーパティシエのピーター・ブロードハーストさん

ピーターさんがお菓子作りを始めたのは8歳のころ。
お菓子作りの上手なお母さんと一緒に作っていたそうです。
ピーターさんのお母さんは毎週日曜日に一週間分のお菓子を作られたそうで、ピーターさんは毎日家に帰ってお母さんが作ってくれたお菓子を食べるのが楽しみだったそうです。
お母さんが作ってくれるのは、マーマレードケーキ、マディラケーキ、エンジェルケーキなどなど多種多様。
そして、お店の名前になっているビスケットバレル(ビスケットを保存する缶)の中にはいつもたくさんのビスケットが入っていて、学校から帰りおなかがすいてたくさん食べたいけど、たくさん食べるのは市販のビスケットで、お母さんの作るビスケットは一日一つと決めていたそうです。
それだけ、ピーターさんにとってお母さん作るお菓子は特別なものでした。

19歳から本格的にお菓子作りを

ピーターさんがお菓子作りを本格的に始めたのは19歳。
スイスの学校で働きながらお菓子作りを学んだそうですが、イギリスに帰国しスイスのお菓子とは違う英国菓子をさらに学び、日本に来られたのは24年前です。

レッスンをしながら、イギリスの文化や歴史なども生徒さんにお話しし、2020年からは日本中の方に英国菓子を楽しんでいただこうと、オンラインショップ”The Biscuit Barrel”をオープンされました。

ショートブレッドの生地を作るピーターさん
ショートブレッドの生地を作るピーターさん

ショートブレッドをはじめイギリスの代表的なビスケットがぎっしりつまったオンラインショップ”The Biscuit Barrel”で人気のThe UK Classics。

ショートブレッドやビスケットの詰まったThe UK Classicsの缶
不定期オンラインショップで販売されている大人気商品The UK Classics

ピーターのお菓子作りへのこだわり

オンラインショップではオーダーを受けてからお菓子を作り、発送の際も冷凍で送ることはしない、とにかくお菓子を最高の状態でお届けすることにこだわりがあるそうです。
また、オーダーを受けてから作るということで無駄な廃棄も避けられるそうです。

このオンラインストアのほかにも1~2ヶ月に一度、ベイク・デー”The Bake Day”やスコーン・サンデー”Scone Sunday”として、店舗での販売もあります。
このベイク・デーやスコーン・サンデーは大人気で、購入するのに抽選をされることもあります。
また、ご近所にお住いの場合はオーダーしてご後日お菓子を取りに伺うこともできるようです。(店頭受け取りは毎週土曜日)
近年は東京の三越の英国展やスコーンパーティーなどでも出店もされているので、関東エリアの方もTHE BISCUIT BARRELをご存知の方は多いのでは。

実店舗で販売する日がすくないため、工房の外には、珍しい英国菓子やイギリスのジュースの自販機もありまた。

レモンスクエアのパッケージ
自販機で買ったお菓子レモンスクエア

プロ向けに主宰するお菓子作りのレッスン

2019年にスタートした、一般の方向けのベーキングスクール”The Baking Studio”は現在お休み中で、プロを目指す方用に”プロフェッショナル・ベイキング・コース”という1年間10回コースのレッスンをされてします。
1回のレッスンは10:00~17:00ですがピーターさんがたくさんのことを伝えたいことと、生徒さんが大変熱心であることから、終了時間は予定より2時間くらいオーバーすることもしばしばとのこと。
こちらのプロ向けのレッスンはよくあるお菓子レッスンのように作るお菓子が決まっているのではなく、お菓子の基礎になるいろんな種類のぺストリーやスポンジの作り方を学ぶことができるそうです。
また生徒さんの定員は4名と少ない人数で行われていて、みなさんが家に帰って自宅にあるオーブンで完璧に復習できるよう、細やかな指導がされています。

このレッスンで焼き菓子の基礎を学び終了すればかなりな腕があがるようです
最近終了された生徒さんは東京から1名、岡山から2名、神戸の方は1名の計4名と日本各地から参加されています。
そして秋には、卒業された方によるベイク・デーを予定しているそうです。

目指すはイギリスのお母さんの味

ピーターさんが目標にしているのはプロが作るイギリスのお母さんの味。
ピーターさんの喜びは、作ったお菓子を口に運んで下さるお客様の笑顔に出会えること、そして日本のみなさんに英国菓子のおいしさを伝えたいと思いお菓子作りをされているそうです。

ぜひ、イギリス人パティシエ、ピーターさんが作る本格的英国菓子をお試しください。

The Biscuit Barrelのマークが描かれた額
額に入ったThe Biscuit Barrelのマーク

『THE BISCUIT BARREL』ショップ情報

  • 住所:〒657-0045 神戸市灘区下河原通3-5-7 第一灘マンション 102
  • 店頭受取日:毎週土曜日 14:00~18:00
  • Tel:090-8531-5080
  • E-Mail:thebiscuitbarrel@icloud.com

koko

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イギリスが好きで編み物が好き 長男のイギリス大学進学をきっかけにイギリス好きに 残念ながら彼の在学期間4年の間は、仕事の関係でたった1回しか渡英できず・・ ...

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