日本人主婦のカントリーサイド日記 Vol.2

私の住んでいる田舎も少しずつですが、春の訪れを感じられるようになってきました。

イギリス田舎暮らし 春の訪れ

スノードロップ、クロッカス、黄水仙と花が咲き始め、木々が少しずつ芽生え、日も長くなり、ニワトリたちも卵を産むのを再開して春の訪れを感じられるようになってきました。
そんなことを言っても先月は寒暖差が激しく、1週間のうちに英国で一番寒い場所(-7℃)と一番暖かい場所(14℃)を記録しました。こんな時は体調管理をしっかりですね。

イギリス田舎暮らし 春の訪れ

さて先日買い物へと思い、家を出ると初めての光景。前回家の前には鹿に注意のサインがあると書いたのですが、鹿が訪れると農作物が荒らされてしまうんですね。

イギリス田舎暮らし 鹿に注意の標識

その他にもきつねやうさぎ、ねずみといった動物達が畑に現れるんです。そういった動物被害を減らすためになんと鷹を飛ばしていた人がいたのです。

お仕事中でしたがお話を伺うと、鷹は小さい動物を捕まえて自分の巣に持って行くそうです。
長いこと住んでいて家の前で見たのははじめてでした。この鷹はハリスホーク(Harris’s hawk)と言う種類の鷹で本当に羽根を広げると、とても大きく立派で鋭い眼付きでした。たまに野生と思われる鷹などは飛んでいるんですけど、このような本当に働く鷹を見たのは初めてで貴重な体験でした。これこそ田舎ではないと見れませんね。

イギリス田舎暮らし 鷹を飛ばす人

こういったBird of prey と呼ばれる猛禽類(たか、ワシ、フクロウの仲間)は野生にもたくさんいるのですが、色々な場所に保護センターもあり、観光で訪れることが出来ます。時間によって餌付けのショーなどが行われて、時には参加して手に乗っけたりできるんです。各地にあるので興味のある方は是非訪れてみてください。
時間がない方は、カントリーサイドを車やバスで走ったりする時にフィールドの上の空を見上げて見てください。時々大きな羽根を広げて飛んでる、このような鳥を見ることができますよ。私たちもドライブ中に時々目にします。何度見ても素敵な姿の鳥です。

イギリス田舎暮らし 鷹を飛ばす人

さて、今回も私の家のおっちょこちょいな犬のお話をしようかと思います。我が家ではニワトリを飼っていると話しましたが、ニワトリたちは囲いの中で飼っています。囲いといってもフリーレンジ(放し飼い)と呼ぶに等しい大きさですが。
先日息子が大きな声で「大変!犬が卵食べている」と、わたしを呼びに来ました。
あれ?だってニワトリは囲いの中からもう何ヶ月も出ていないのに、なんて思いながら庭に出るとすごい異臭が。確かに犬が卵を割った後が。

よく考えてみると、昨年、風で囲いが壊れた時に庭にニワトリが出て小屋ではない場所に卵を数日間だけ産んでいたことがあったんです。どうやらその時に回収するのを忘れた卵を、何故か今になり見つけてボールと思い拾ったようなんです。
卵は割れていましたが、臭いに驚いて犬は食べなかったので、健康の心配はないので良かったです。でもちょっと笑っちゃいます。その後は異臭にびっくりしたのか、いまだに私が卵を手にすると近づいてこないで、遠くから様子を伺っています。

カントリーママ

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東京下町生まれ下町育ち。今はコッツウォルズと呼ばれるエリアから本当に目と鼻の先田舎で主人と子供2人、犬1匹とニワトリ3羽と暮らしてます。趣味はランニング。都...

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