【パワースポット】聖地グラストンベリー

イギリス南西部に位置するグラストンベリーは神話や伝説が数多く残り、イギリス最大の聖地とされる町です。
この地にある、グラストンベリー・トールと言われる小高い丘の上には、14世紀ごろに建てられた聖ミカエル教会の廃墟があります。 ここは、致命傷を負ってアーサー王が最後に渡りついた、楽園であり異界でもあるアヴァロンの島と言われています。神秘的で不思議な魅力にあふれた場所です。

グラストンベリー・トール（Glastonbury Tor）

イングランド屈指のパワースポットとして知られる聖地グラストンベリーのシンボルとなっているグラストンベリー・トール。
トール（Tor）の名前はケルト文化の言葉で「岩」または「丘」を意味し、伝承では異界への入り口といわれています。 また、この小高い丘の上には、屋根のない聖ミカエル教会がそびえ立っています。
グラストンベリー・トールからは5世紀ごろの品も発掘されているためケルト文化との関わりも深いとみられており、ケルト文化にまつわる伝説も多く残されています。
丘の麓のアビーからアーサー王の骨と考えられるものが見つかったこともあり、戦いで傷を負ったアーサー王が運ばれたとされるケルト伝説の島・アヴァロンはグラストンベリーだったのではないかとする説も根強くあります。

願いを叶えるエッグストーン

エッグストーンに触れると願いが叶うと言われている神秘の石です。
グラストンベリー・トールの丘の中腹にあり、登山道からは見えない隠れた場所に位置するヒミツのパワースポットです。気になる方はぜひ探してみてください。

チャリス・ウェル（Chalice Well）

水が湧き出る神秘の井戸がある、チャリス・ウェル。チャリスとは「聖杯」、ウェルは「泉」という意味の名を持つ美しい庭園です。
伝説によるとイエス・キリストの遺体を埋葬したアリマタのヨゼフ（キリストの祖父）が、キリストが最後の晩餐に使った聖杯と、キリストが十字架に架けられた際にその血を受けた聖杯をこの場所に埋めたところ、そこから泉がわきあがったとされています。
その後、2000年以上にわたり枯れることなくこんこんと湧き出る水は、聖なる水として大切に守られています。

ヴェシカ池（Vesica Pool）

上から水が段々に下っていき、最後に一番下の円形の池へ流れ込む形になっています。これは、直径が同じ円を２つ重ねて組み合わせた幾何学模様、「Vesica Piscis」をベースにデザインされたもので、異なる時代や宗教でアートワークに使われてきた神話的な模様です。

ライオンズ・ヘッドとホーリー・ソーン（Lion’s Head & Holy Thorn）

ライオンの口から出ている水は、水源から直接に引かれており、定期的に水質検査も行われているので、飲むことができます。鉄分が多く「赤い水」と呼ばれています。チャリスウェルの水は、癒しの力があるとされており、ペットボトルなどに入れて持ち帰る人や、スピリチュアルな視点から邪気を払うためのルームスプレーに使う人もいるようです。

井戸口と聖なる場所（Well Head and Sanctuary）

幾何学模様を細工した井戸の蓋は、チャリス・ウェルのシンボルです。周りには座りやすいように石が組まれ、さらにシダの群生が囲んでいるため、井戸のまわりは不思議な静寂に包まれています。

グラストンベリー（Glastonbury）

グラストンベリー修道院跡（Glastonbury Abbey）

町の中心部には英国最古の宗教遺跡とされる修道院があります。
宗教的な場としての歴史は700年代から始まったとも、１世紀まで遡るとも言われています。1539年にヘンリー八世によって解体を命じられ略奪を受け、現在は廃墟となっていますが、その一部だけを見てもこの修道院の壮大さと威厳を感じることができます。

アーサー王の墓

1191年に修道院の敷地からアーサー王と妻グイネヴィアの遺骨が発見されたという記録が残っています。現代では残念ながら遺骨は失われしまいましたが、敷地内には「アーサー王の墓」がひっそりとあります。

ハイストリート

グラストンベリーの街の中心地には一風変わったお店が建ち並び、魔法やハーブ、アロマテラピー、タロットカード、パワーストーンなどの専門店や、 天使や女神に関するグッズを扱うお店、スピリチュアルな本だけを取り扱う書店などがあります。

クリスタル・ヒーリング体験『Stone Age』

パワーストーンのお店では、クリスタル・ヒーリング体験を受けることができます。欧米では病気の治療としても行われている方法で、古くからクリスタルには不思議な力があるといわれています。

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