イギリスへ行こう! 個人旅行のおすすめ【企画・手配編】
「海外個人旅行体験にイチ押しの国」イギリスでの個人旅行のベスト・アドバイス!
今回は具体的な企画や手配のお話しです。
日程表の作成について
日本発着で何日間の旅行?
- 通常、ヨーロッパからの航空便の帰路は時差の関係で「機内泊」となり、10日間だと現地8泊+機内1泊になります。
- イギリスで訪問したい場所は?
今回絶対訪問したい場所(A)、出来れば行きたい場所(B)などメリハリを考えてみてください。 - イギリスで体験したいテーマは?
観光、カルチャー、アクティビティ、ティー、グルメなどなど。。
- 時間的な余裕を持てる様に、あまりびっしりとスケジュールを入れ込まない方がベターです。
基本モデルコース(1)
「初めてのイギリス訪問」、「以前ツアー参加で訪問した」、「これからも何度か再訪予定」など。。
それぞれの旅行経験や希望にもよりますが、人気モデルコースの一つをご紹介します。
モデルコース(1): イギリス周遊の旅-10日間 (現地8泊+機内1泊) |
日付 | 日 程(案) | 宿泊地 |
---|---|---|
1日目 | 日本発→ロンドン到着後、→国内線でエジンバラへ(約1.5時間) | エジンバラ(2泊) |
2日目 | 「スコットランドの首都」エジンバラ市内観光や散策など | |
3日目 | 列車で湖水地方へ(約3時間) | 湖水地方(2泊) |
4日目 | 湖水地方観光やウォーキングなど | |
5日目 | 列車でコッツウォルズ地方へ(約4時間) | コッツウォルズ(2泊) |
6日目 | コッツウォルズ観光やウォーキングなど | |
7日目 | 列車でロンドンへ〈約2時間) | ロンドン(2泊) |
8日目 | ロンドン市内観光や散策など | |
9日目 | ロンドン発→ | 機内泊 |
10日目 | 日本帰着 |
- イギリスの人気訪問地4ヵ所を全てカバーしたモデルコースの一つです。
- これを土台(参考)にして、場所や日数等の増減をすると分かり易いです。
- 移動の時間帯(午前、昼前後、午後?)は、どちらの場所での時間を優先するかでお決めください。
- 一ヵ所に2泊以上すると、中の1日(終日)確保⇒荷造りやチェックアウトも無しで余裕が持てます。
- 利用する航空会社によっては、ロンドン以外の経由地から直接エジンバラに入ることも可能です。
- 旅行日数に余裕があれば、ロンドン発着の鉄道で周遊行程を組むことも可能です。
その場合はロンドン(1泊)後⇒エジンバラ(直通列車で約4.5時間) または、途中で古都ヨークに1泊もおすすめです。(ロンドン⇒ヨーク:約2時間)
ワンポイント
アドバイス
『何も予定を入れない1日を!』
海外旅行に行くと「あれもしたい、これもしたい!」とたくさんの予定を入れたくなるものです。
ただ、特に個人旅行の場合には「自己責任での個人行動」「慣れない場所での移動や行動」「疲労や体調変化」「変わりやすい天候」「予期せぬ事情発生?」などにも注意が必要です。
その為にも途中で1日は自由日(予備日)を確保しておくと大変有効です。
上記モデルコースでは、湖水地方かコッツウォルズでもう1日確保できると、とても余裕が持てます。
何も予定を入れないと、「ゆっくり寝坊」「散歩やウォーキング」「地元の人達との交流」「思わぬ穴場訪問」などなど、個人旅行ならではの醍醐味も味わえます。
日本出発前は「何も入れないでどうするか心配?」「一日もったいない!」と言っていた方々が、帰国後には「あの一日が一番良かった!」「余裕があって助かった!」と言う方もたくさんいます。
「何も予定を入れない1日」は個人旅行の大きなメリットと楽しみの一つでもあります!
イギリスまでの航空便
(コロナ禍以前の概要です)
- 日本(東京)⇔英国(ロンドン)の直行便:日本航空(JL)、全日空(NH)、ブリティッシュエアウェイズ(BA)の3社
※所要約12.5時間と最短
日系2社は日本国内の乗継が便利。機内外サービスも日本語できめ細かく安心です。
ブリティッシュエアウェイズは英国内線との乗継が便利で安くなります。日本航空は、ブリティッシュエアウェイズとの共同運航便もあり乗継も便利です。 - 欧州系航空会社:KLMオランダ航空(アムステルダム経由)、フィンエアー(ヘルシンキ経由)、ルフトハンザ航空(フランクフルトまたはミュンヘン経由)など、ヨーロッパ内の都市経由となります。欧州系航空会社ではヨーロッパ内の乗り継ぎ都市から、直接エジンバラへ直行便を運航する航空会社も。
※往復共に各国経由(乗継)となるので所要時間は直行便よりもかかりますが、料金や経由地滞在のメリットも。 - 中東系航空会社:エミレーツ航空(ドバイ経由)、カタール航空(ドーハ経由)など。
※欧州系航空会社と同様に往復共に経由(乗継)となり時間はかかりますが、機内外サービスがとても充実!また、ビジネスクラスやプレミアムエコノミークラスも比較的安めなので利用しやすくなります。
●各航空会社のホームページや、オンライン手配会社も多いので自己手配も可能です。
イギリス内での移動 鉄道、レンタカー、コーチ(長距離バス)
- 鉄道:前回の「イギリス個人旅行のおすすめ」でもお話ししましたが、日本は英国から鉄道システムを学んだので、基本はほぼ同じです。
ゆっくりと鉄道で巡る旅はとても快適でおすすめです!
*日本出発前に鉄道パス(Britrail Pass)を購入しておくと、大変便利でお得です。
利用日数や回数によりパスタイプを選べます。またシニア、ユース、子供、パーティ割引なども充実しています。
*「1等パス」の利用をおすすめします。とても広くて快適な席で、ソフトドリンクやスナックの無料サービスが付く路線もあります。
※土・日曜日に線路の保守工事等をする事が多いので、出来れば土・日の移動は避けて下さい。 - レンタカー:道路システムも英国から学んだので「左側通行!」、全国に広がる高速道路(Motor Way)が大変充実していてかつ無料!ご自分での運転をいとわない方にはおすすめです。
*途中で寄り道可能、荷物の運搬が楽、人数が増えれば更に経済的です。
*日本出発前に予約し、空港や市内(駅など)でレンタル開始・返車が可能です。
※イギリスでは「オートマチック車」の割合が少ないので、必ず事前に指定して確保して下さい。 また「カーナビ」も事前に予約が必要です。 - コーチ(長距離バス):行き先や予算(安)によっては利用可能。主に空港や大都市内の発着が多いです。
※これらの鉄道、レンタカー、コーチの組合せも可能です。特に鉄道やバスの少ない湖水地方やコッツウォルズではレンタカーを利用するなど。
●鉄道パス(Britrail Pass)は日本での購入が必須。扱っている旅行会社やホームページから手配可能。
●レンタカーも日本出発前に予約がベター。各レンタカー会社やオンライン手配会社からも手配可能。
イギリスでの宿泊
- ホテル:一般的なホテルタイプ。(Hilton, Holiday Innなどのホテルチェーン系やその他など)
特に都市部(ロンドン、エジンバラ、ヨークなど)では、駅などに近いホテルタイプが便利で快適です。 - B&B(Bed & Breakfast):数室~10室程度までの民宿、小ホテルやインタイプ。朝食付き。
都市部以外の郊外や観光地での宿泊におすすめです。オーナーとのふれ合いが出来る事もあります。 - マナーハウス、カントリーハウス:イギリスならではの元貴族の館やセカンドハウスなど。
湖水地方やコッツウォルズでは、旅の思い出にぜひ体験してみて下さい。
※特にB&Bやマナーハウス、カントリーハウスは、部屋のタイプやベッド数、バスやシャワーの有無にご注意を。
●各施設のホームページ(一部日本語も)、オンライン手配会社も多いので自己手配も可能です。
現地ツアー・観光ガイド
- 市内観光バスツアー:各地で催行されている英語ツアーや一部日本語ツアーも大変便利。
特に初めての場所では、最初にツアーを利用して「街の概要」を掴むと分かりやすいです。
その後は自分達で歩いて周ると更に理解が深まって、裏道もたっぷりと楽しめます。
また、郊外の主要観光地を巡るツアーも多数あるので、効率よく利用するととても便利です。 - ホップオン・ホップオフ・バスツアー:主に都市部にある市内周遊バス。自由に乗り降り出来るので便利。
- ウォーキングツアー:主に都市部で多い英語ツアー。最初から市内を歩くのでとても新鮮!
- サイクル・ツアー:ロンドンで人気の自転車ツアー。安全に気を付けてお楽しみ下さい。
- ハイヤー/タクシーチャーター:運転手付きで自由に周れるメリットあり。複数人でシェアすれば、コストも時間もセーブ可能。お好きな所の訪問を楽しんで下さい。
- ブルーバッジ観光ガイドや、美術館・博物館ガイドなど:各地の観光スポットや歴史、文化などに精通したガイドさんを利用すると、更に深いイギリスに触れたり、穴場情報を聞くことが可能です。
(場所により日本語ガイド予約も可能です)
●各社のホームページ(一部日本語も)、オンライン手配会社を通しての自己手配も可能です。
こちらを参考に、是非ご自分達だけの「イギリス個人旅行」を企画してみて下さい。
次回からは、その他地域や訪問地を巡ったり、イギリスらしいテーマに沿ったモデルコース等を順次ご案内予定です!!