kokoのイギリスひとり歩き
~リッチモンド編 英国菓子レッスンとピーターシャム・ナーサリーズへ~
バーンズ(Barnes)からリッチモンド(Richmond)へ
前回ご紹介(kokoのイギリスひとり歩き~ロンドン近郊おすすめティールーム~)のバーンズのティールーム『オレンジ・ペコー』を後に、バスでリッチモンドを目指しました。
リッチモンドでわたしは”Suzue Aoyama Curley”さんの英国菓子レッスンを受けることになっていたのです。
![リッチモンド駅の外観](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/04/09_01リッチモンド-768x1024.jpeg)
Suzue Aoyamaさんの英国菓子レッスン
Suzueさんは大阪のご出身ですが、ロンドンとパリのコルドンブルーで学ばれ、数々の賞を受賞されており、ロンドンのサヴォイ・ホテルではアフタヌーンティーのパティシエを務められたすばらしい方です。
そのSuzueさんが、恐れ多くもリッチモンドのバス停までこのわたしをお迎えに来てくださいました。
レッスンで教えていただいたのは抹茶のヴィクトリアサンドイッチケーキ。
よくあるヴィクトリアサンドイッチとは一味も二味も違うケーキです。
抹茶が入ったスポンジに柚子マーマレードを塗り、抹茶クリームとチョコレートクリームをサンドした三層のケーキ。
![機械で泡立て、ヴィクトリアサンドイッチケーキへ](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/04/09_02リッチモンド-768x1024.jpeg)
![抹茶のヴィクトリアサンドイッチケーキ](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/04/09_03リッチモンド-768x1024.jpeg)
飾りのクリームの絞り方もおしゃれ。
サントノーレ絞りというこの絞り方は素人のわたしには難しかったですが、親切にご指導いただき、なんとかできました。
![サントノーレ絞りをしたケーキ](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/04/09_04リッチモンド-768x1024.jpeg)
さらに、飾りにはショコラティエでもあるSuzueさんがチョコレートを準備してくださっていて、洗練されたおしゃれな抹茶のヴィクトリアケーキが出来上がりました。
しっとりしたスポンジに柚子マーマレードと、抹茶とチョコレートクリームのハーモニーが格別なおいしさでした。
![出来上がった抹茶のヴィクトリアサンドイッチケーキ](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/04/09_05リッチモンド-683x1024.jpeg)
Suzueさんのレッスン
ご紹介します
現在Suzueさんはオンラインでレッスンをされています。
イギリス時間の深夜の時間帯以外で、4人集まればプライベートレッスンの対応も可能だそうです。
https://www.suzueaoyama.com/
![“Suzue Aoyama Curley”ウェッブサイト](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/04/09_22リッチモンド.jpeg)
“Google it!” リッチモンドヒルでの思い出
レッスンの後は、Suzueさんとリッチモンドヒルから『ピーターシャム・ナーサリーズ(Petersham Nurseries)』を目指して、ウォーキングスタート。
リッチモンドヒルへ行くのは、わたしは二回目でした。
1回目は友人とのイギリス旅行の時。
都会派の友人はロンドン市内でゆっくりショッピングをしたいとのことで、数時間の自由時間にわたしはひとりリッチモンドへ。
時間がなかったので、タクシーの運転手さんに「リッチモンドで一番景色の良い場所へ連れて行ってほしい」とお願いして連れて行ってもらったのが、リッチモンドヒルでした。
![リッチモンドヒルからの冬の景色](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/04/09_06リッチモンド-1024x768.jpeg)
日没近く、眼下にテムズ川を望み広く開けた景色を初めて見た時の感動は、今も鮮明に覚えています。
その時、タクシーの運転手さんは言いました。
「ここで有名な画家が絵を描いているんだよ。名前を忘れたけど。」「Google it!(ググる!)」世界共通語なんだ、と変なところに感心したものです。
その有名な画家とは、ターナーでした。 ググってわかりました。
![二回目のリッチモンドヒルズでみた秋の景色](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/04/09_07リッチモンド-1005x1024.jpeg)
リッチモンドヒルからピーターシャム・ナーサリーズまでウォーキング
話はそれましたが、二度目のリッチモンドヒルももちろん美しく、さらにその日は時間も十分あったので、丘の上から下のテムズ川までゆっくりと歩いて下って行きました。
丘の途中にはおしゃれなカフェがあり、外のテーブルで皆さん楽しそうに食事をとりながらおしゃべりをしていました。
![丘の途中にあったおしゃれなカフェ](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/04/09_08リッチモンド-768x1024.jpeg)
途中のカフェも魅力的でしたが、わたしの目的はピーターシャム・ナーサリーズのティーハウスなので、ぐっと我慢。
丘を降りてテムズ川に出ると、そこにはたくさんのボートが浮かび、ヒースロー空港が近いのもあって、橋の上を飛行機が飛んでいるのが見えました。
![テムズ河畔の景色](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/04/09_09リッチモンド-768x1024.jpeg)
のどかで天気の良い秋の一日、景色に癒されながら目的のピーターシャム・ナーサリーズももうすぐ。
ピーターシャム・ナーサリーズ(Petersham Nurseries)
『ピーターシャム・ナーサリーズ(Petersham Nurseries)』はNurseriesという名前の通り、苗を売っているお店ですが、おしゃれな小物の販売があったり、ミシュランの星付きのレストランがあったり、とてもすてきなお店なのです。
![.ピーターシャム・ナーサリーズ入り口](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/04/09_10リッチモンド-768x1024.jpeg)
目印は象のマーク
![ピーターシャム・ナーサリーズの店内](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/04/09_11リッチモンド-768x1024.jpeg)
![店内の星付きレストラン](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/04/09_12リッチモンド-768x1024.jpeg)
わたしとSuzueさんがピーターシャム・ナーサリーズに着いた時には、レストランのランチタイムを過ぎていたので、ビニールハウスの中のようなティーハウスで、遅めのランチを取りました。
![ティーハウス入り口](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/04/09_13リッチモンド-768x1024.jpeg)
![ピーターシャム・ナーサリーズのティーハウス店内](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/04/09_14リッチモンド-1024x768.jpeg)
![ピーターシャム・ナーサリーズのティーハウス店内](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/04/09_15リッチモンド-768x1024.jpeg)
わたしが選んだのはビーツとスパイスビーンズのサラダとバナナケーキ、そして大好きなエルダーフラワーのドリンクはシェアしました。
![ビーツのサラダ](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/04/09_16リッチモンド-683x1024.jpeg)
バナナケーキもピーターシャム・ナーサリーズのはアイシングがかかっていて、ちょっとおしゃれ。
エルダーフラワーのドリンクは、暖かい日にぴったりのさわやかな飲み物です。 日本でもエルダーフラワーコーディアルは売っているので、炭酸で割れば簡単にイギリスの味を楽しむことができます。
![バナナケーキ、エルダーフラワーのソーダ](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/04/09_17リッチモンド-683x1024.jpeg)
次のレッスンはジャッファケーキ???
実はSuzueさんのレッスンは何年か前、長男がイギリスの大学を卒業する直前に主人と訪英する予定の時に予約していたのですが、わたしの父が入院してしまい直前にキャンセル。
約2年後にやっと実現したのです。
レッスンの予約の時点から何回かメールでやり取りはしていたのですが、お会いしたのは初めて。
それでも、はじめてお会いしたような感じはなく、お話が弾み、レッスン以外ではおいしいフィッシュ&チップスのお店を教えていただいたり、スーパーでおすすめのバターを教えていただいたりと、とても楽しいひと時を過ごしました。
そして、次回はチョコレートを使ったイギリスのお菓子、ジャッファケーキが習えたらいいなぁなんてまたの再会をお約束し、わたしはロンドン市内のホテルへ戻りました。
エルダーフラワーコーディアル
炭酸で割ればさわやかな飲み物の出来上がり
有機コーディアル エルダーフラワー 500ml
¥1,381