秋バラを愛でながら愉しむアフタヌーンティー「ラ・メゾン・キオイ」
イギリス人が愛するローズガーデン
紅茶とバラの国、イギリス。
「イギリス人は庭師の国民」とも呼ばれ
世界で最も自然や庭を愛するガーデナー大国。
ガーデニングは趣味のひとつでもあり、英国人のライフスタイルそのものです。
なかでも一番愛する花が、イングランドの国花でもあるバラ。
バラは自分の理想郷であるイングリッシュガーデンを造るうえで、大切な存在です。
愛情をかけて育てた庭は「もうひとつのサロン」でもあり、
色鮮やかなバラが咲き乱れるローズガーデンでのアフタヌーンティーや
風景画のような庭を眺めながらのティータイムは最高のひとときです。
バラの季節というと春から初夏にかけてのイメージですが、
一季咲きのほか四季咲きのバラもあり、「秋バラ」は10月から11月にかけて花を咲かせます。
今回は、そんな秋バラを愉しむアフタヌーンティープレイスをご紹介します。
ローズガーデンを眺めながら夢心地のティータイム
バラの芳醇な香りに包まれて、至福のティータイムを味わえるのが、赤坂プリンスクラシックハウスにある「ラ・メゾン・キオイ」です。
紀尾井町といえば、元々大名屋敷が並ぶ由緒正しき町。名前の由来も「紀州徳川家」「尾張徳川家」「彦根藩井伊家」三家の文字を一文字ずつあわせて付けられたものです。
現在、尾張徳川家の屋敷跡は上智大学一帯に、彦根藩井伊家跡はホテルニューオータニ一帯に、そして紀州徳川家跡は東京ガーデンテラス一帯となっています。
赤坂プリンスホテルの再開発によって誕生した東京ガーデンテラスは、敷地全体が緑に囲まれ、都心にあるとは思えない、まるでオアシスのような空間。
敷地内の芽生えの庭から光の森へ抜けるとバラ園が広がっていて、その奥に有形文化財に指定されているクラシカルな洋館「赤坂プリンスクラシックハウス」がひっそりと佇んでいます。
1930年宮内庁御用達の職人によって建築された尖塔アーチが特徴的な洋館は旧李王家邸。
朝鮮王朝最後の皇太子・李垠殿下が、日本の皇族の梨本宮方子さんと結婚され、実際に暮らした邸宅です。
英国マナーハウスに招かれた気分で
アフタヌーンティーは五感で愉しむ生活芸術。
英国貴族の館に招かれた気分で建築様式を愛でてみてください。
まるでイギリスのマナーハウスのような「ラ・メゾン・キオイ」の建物はチューダー様式。
重厚なエントランスに足を踏み入れると玄関ホールが広がり、見事なねじり柱が目を引きます。その隣にある中央階段の親柱は必見。太い4本の円柱には一本一本繊細な細工が施され、ステンドグラスから入る優しい光が古艶をさらに際立たせています。
アフタヌーンティーに使用されるドローイングルームは、かつての貴賓室とダイニング。
ミルワークと呼ばれる壁木や天井の装飾デザイン、イオニア式の柱、
そして正統派アフタヌーンティーを行う部屋には欠かすことができないマントルピース。
ひとつひとつ目で見て愉しみながらテーブルに着くと、ウェルカムドリンクのグラスが
運ばれてきます。
シルバーの3段スタンドは、1StPLATEがサンドイッチをはじめとするセイボリー。
2ndと3 rdPLATEが生菓子・焼き菓子・グラススイーツなど数種類のペイストリー。
そして、アフタヌーンティーの定番といえばスコーン…なのですが、ラ・メゾン・キオイではアップルパイが登場することで有名です。
いえいえ英国式で…という場合は、アラカルトメニューにスコーンがあれば追加することも
できます。また、アップルパイをスコーンにチェンジすることが可能な場合もありますので、
オーダーの際にご確認を。
紅茶に迷ったらメニューに記載されている「おすすめペアリング」を。ティーフーズとの相性を考えて、セレクトされています。
気候のよい日にはテラス席がおすすめ。100種類以上のバラが咲き誇るローズガーデンを
眺めながら、夢心地アフタヌーンティーを愉しむことができます。
優しいローズの香りに包まれながらの至福のティータイムは、最高の贅沢時間です。
<Afternoon Tea DATA>
La Maison Kioi(ラ・メゾン・キオイ) Afternoon Tea Set
マロンと秋のフルーツのアフタヌーンティー
セイヴォリー3種、スイーツ5 種、アップルパイ
TEA 9種 ポットサービス・茶葉変更&おかわり可
期間 2021年11月5日(金)~12月2日(木)
料金 4800円(税込・サービス料別途)
住所 東京都千代田区紀尾井町1-2
東京ガーデンテラス紀尾井町内
赤坂プリンスクラシックハウス
TEL:03-6261-1153
メニュー内容、システム、価格、時間などは変更あり。
詳細は公式HPで確認ください。