クラシックなローストポテトの魅力とレシピ
1. はじめに:イギリスのポテト料理の魅力
イギリス料理には、世界中で親しまれている美味しいポテト料理がたくさんある。その中でも「ローストポテト」は、家庭料理から特別なディナーまで幅広いシーンで登場する定番の一品である。ポテトはイギリスの食卓に欠かせない存在であり、その調理方法はシンプルでありながら、奥深い味わいを持っている。
今回は、イギリスのポテト料理の中でもなくてはならない人気の高い「ローストポテト」を紹介する。
2. 伝統的なローストポテトの特徴
イギリスのローストポテトは、外側がカリっとしていて中がホクホクとした食感が特徴である。これは、ポテトを下茹でしてからローストすると、外はカリッと、中はホクホクに仕上がる。ローストポテトは、特に日曜日のローストディナー(サンデーロースト)の一部として欠かせない料理であり、肉料理やグレービーソースと共に楽しむことが一般的である。ただ決まりはないので、サンデーロースト以外のメイン料理に添える副菜としても応用可能だ。
3. ローストポテトの作り方
材料:2人分
- じゃがいも(中くらいのサイズ):中2個 *男爵などのデンプンの多いもの
- オリーブオイル 大さじ3
- 塩 少々
作り方
- じゃがいもの皮を剥き、4等分に切る。
- 大きな鍋に水を入れ、じゃがいもを加えて中火で茹でる。沸騰したら、約10分~12分柔らかくなるまで茹でる。
*柔らかくなるまで茹でるとカリカリ感が増す。
- 茹でたポテトをざるにあけ、軽く振って表面を荒くする。
- オーブンを220℃(コンベクションオーブンの場合は200℃)に予熱し、大きめの天板にオリーブオイルを熱々に熱し、3を入れて表面をオイルでコーティングする。
- 予熱したオーブンで約30~40分、途中でひっくり返しながらじゃがいもが黄金色でカリッとするまで焼く。最後に塩を振り完成。
※オーブンによって多少焼き加減が違うので様子を見ながら調理する。
4. ローストポテトをより美味しくするアレンジ
ローストポテトはそのままでも美味しいが、少しアレンジを加えることでさらに楽しめる。例えば、チーズを加えたり、ベーコンやキャラメルオニオンをトッピングすることで、風味が一層引き立つ。また、クミンやパプリカといったスパイスを使うことで、エスニック風の味わいも楽しめる。
5. まとめ:イギリス料理に欠かせないローストポテト
イギリスのポテト料理、特にローストポテトは、そのシンプルながら奥深い味わいで、家庭料理から特別な食事まで幅広く楽しめる。外はカリっと、中はホクホクのローストポテトは、どんな料理とも相性が良く、その調理法を知ることで、より美味しく食卓を彩ることができる。ぜひ、前回のローストチキンと一緒に家庭でも試してほしい。そこに茹で野菜が加わると完璧だ。
前回ご紹介のローストチキンのコラム『日常から特別な日まで:イギリスのローストチキンの魅力』は、こちらからどうぞ。