キラキラに輝く世界最大級のロンドンのクリスマス・イルミネーション
10月の最終日曜日に夏時間が終わり、11月に入ると日も短くなり4時頃には暗くなるロンドンの冬がやって来ました。そんな冬の暗さを忘れさせてくれるキラッキラのイルミネーションが11月の2週目から点灯開始!
今年はコヴェントガーデンやオックスフォードストリートを含めたウェストエンドの約20箇所が、ウェストミンスター首長の合図と共に同時に点灯し、世界最大級のフェスティブシーズンが始まりました。パンデミック下の厳しいロックダウンを乗り越えて、いつにも増して光り輝く待ちに待ったホリデーシーズンの到来です。
心が躍る素敵なロンドンのクリスマスの魅力を2回に分けてお届けしたいと思います。
リージェントストリートのエンジェル
ロンドンのクリスマスイルミネーションのハイライトはなんといってもリージェントストリートのエンジェルのライトアップ!
‘The Spirits of Christmas’と名付けられた45個のエンジェルのLEDライトの飾りがリージェントストリートの端から端まで続くロンドン最長のクリスマスイルミネーションです。
![キラキラ輝くエンジェルのイルミネーション](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/12/pic1-1024x1024.jpg)
エンジェルが点灯する時間は毎日午後2時から夜中までに限定し、エコフレンドリーにも配慮しています。
![リージェントストリートのカーブに沿って光るエンジェル](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/12/pic2-1024x1024.jpg)
濃紺の空に光り輝くエンジェルのイルミネーションはとても素敵でまるでマジカルワールドに迷い込んだようなワクワクした気分になります。
オックスフォードストリートのスター
リージェントストリートからオックスフォードストリートに差し掛かると沢山の星が空から舞い落ちているように淡い光のイルミネーションに変わります。
![オックスフォード ストリートのスター](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/12/pic3-1024x1024.jpg)
沢山の星のイルミネーションがオックスフォードストリート全体を覆ってキラキラ光り、通り沿いのセルフリッジズやジョンルイスなどのデパートのライトアップも加わり一層輝いています。
![セルフリッジズデパートのライトアップ](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/12/pic4-1024x1024.jpg)
本当は内緒にしておきたいリージェントストリートとオックスフォードストリートのイルミネーションを楽しめる特等席をご紹介しちゃいます。リージェントストリートのイルミネーションの始点にあるバス停から94番Acton Town行きの2階建てバスの2階の最前列に座ると、イルミネーションに手が届きそうな位置で見ることが出来ます。そのままオックスフォードストリートを左折して進むので、オックスフォードストリートのイルミネーションも見られて最高に楽しいですよ。
![リージェントストリートのエンジェルイルミネーションと94番のダブルデッカーバス](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/12/pic5-1024x1024.jpg)
マーブルアーチで下車すると次回ご紹介するウィンターワンダーランドの入り口へと続きます。
コヴェントガーデンのクリスマスツリー
ロンドンで1番大きくて有名なクリスマスツリーとして知られるのがコヴェントガーデンのクリスマスツリーです。
![ココヴェントガーデンのクリスマスツリー](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/12/pic6-768x1024.jpg)
今年は約55フィートの木に3万個以上のライトが煌めきます。この巨大な木を飾りつけるのに作業員60人で300時間も掛かったそうです!
コヴェントガーデンに飾られる樅木は毎年ロイヤルファミリーが選ぶ樅木と同じ畑から1番大きな木を厳選してカットして運ばれます。伐採された木の場所には3本の苗木を植え、シーズンが終わったら使用したクリスマスツリーをウッドチップにして再利用するなど、可能な限りのサステナビリティも忘れず心掛けられています。
アップルマーケットとピアッツァの天井には大きなミラーボールと巨大なミッスルトウ(宿木)のシャンデリアが飾られ115,000個以上のライトが眩い光を放ちミラーボールの光が壁に反射して雪が降っているような光景がとても素敵です。
![ピアッツァのミラーボールとミッスルトウのシャンデリア](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/12/pic7-1024x1024.jpg)
カーナビーストリートのカレイドスコープ
今年は難民慈善団体とのコラボレーションで、カーナビーカレイドスコープ(万華鏡)と名付けられた600を超える3Dと2Dの蝶がカーナビーストリートにひらひらと舞っています。
またチャリティパートナーと協力して特設ショップを設け世界の難民支援活動をしています。
![蝶々のカレイドスコープ](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/12/pic8-1024x1024.jpg)
ボンドストリートのピーコックの羽
高級ショッピングストリートとして有名なオールド&ニューボンドストリートは、青白く輝くピーコックの羽の形のイルミネーションです。
![ピーコックの羽のイルミネーション](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/12/pic9-1024x1024.jpg)
18世紀後半にファッショニスタの若い男性達が派手な装いでボンドストリートを闊歩する様が孔雀に似ていた事からピーコックと呼ばれるようになり、そのピーコックに由来した飾りになっているそうです。ピーコックのイルミネーションにハイブランド店の煌びやかなライトアップが加わりとても華やかになっています。
![ニューボンドストリートの カルティエのライトアップとクリスマスツリー](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/12/pic10-1024x1024.jpg)
フォートナム&メイソンのアドヴェントカレンダー
フォートナム&メイソンは建物全体が赤くライトアップされて、窓には24日までの日付が入ったアドヴェントカレンダーに変身しました。12月1日から日付順に窓が点灯し、24日には全部の窓が点灯するお楽しみになっています。
![赤く光るフォートナム&メイソン](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/12/pic11-1024x1024.jpg)
仕掛け時計もこの時期はくるみ割り人形の曲が流れクリスマス気分が盛り上がります。
![アドヴェントカレンダーになった窓](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/12/pic12-1024x1024.jpg)
今回はイルミネーションを中心にお届けしました。
次回はホテルやお店のクリスマスのインスタレーションと、クリスマスマーケットやエンターテイメント情報をお伝えしたいと思います。