クリスマス気分を楽しめるロンドンのお勧めスポット
前回の「キラキラに輝く世界最大級のロンドンのクリスマス・イルミネーション」に引き続き、ロンドンの素敵なクリスマスのスポットを盛りだくさんご紹介します。
ハイドバークのウィンターワンダーランド
11月半ばから6週間ハイドパークにオープンするウィンターワンダーランドは、屋外アイススケートリンクやサーカス、大観覧車やジェットコースターなどのアトラクションと、フード屋台やお土産店が立ち並ぶクリスマス限定のアミューズメントパークです。
2005年に小さな移動遊園地として始まり、今年で16年目を迎えました。アトラクションの中で人気の大観覧車はライトアップした素敵なウィンターワンダーランドを上から一望出来ます。
ドイツのクリスマスマーケットをイメージしたババリアンヴィレッジは、本場ドイツのブラートヴルスト(ソーセージ)、ビールやグリューワインを片手にバンドの生演奏で盛り上がる楽しそうな大人達で賑わい、子供から大人まで楽しめるまさに冬のワンダーランドです。
トラファルガースクエアのクリスマスツリー
トラファルガースクエアには、毎年ノルウェーから贈られた大きなクリスマスツリーが飾られます。これは第二次世界大戦中にイギリスがノルウェーを支援したことに対する感謝の気持ちとして、1947年以来ずっと続いている素敵な習慣だそうです。12月の第一木曜日には点灯式がありクリスマスキャロルが歌われ、クリスマスマーケットも出店します。
サマセットハウスのスケートリンク
テムズ川沿いにあるサマセットハウスの中庭に、クリスマスシーズン限定でオープンするアイススケートリンク。900平方メートルの巨大なリンクと40フィートのクリスマスツリーが美しくライトアップされた光景はインスタ映えスポットとしても大人気です。週末の夜にはDJによる音楽を聴きながらスケートをするイベントもあります。
自然史博物館(Natural History Museum)のスケートリンク
自然史博物館の前庭のスケートリンクも、サマセットハウスと並んで人気のアイススケートスポットです。自然史博物館の新しいプロジェクトの為、前庭が改装する事が決まり、16年間続いたスケートリンクは残念ながら今年が最後となってしまいます。アイススケートは冬のアクティビティの定番なので、最後のこの美しいリンクでスケートを楽しむ人でとても賑わっています。
クラリッジズホテル(Claridge’s)のクリスマスツリー
クラリッジズホテルのロビーのクリスマスツリーはハイブランドのファッションデザイナーによってデザインされるので毎年楽しみにしています。今年はクリスチャンディオールのメンズコレクションのデザイナー、キム・ジョーンズによる「The Celestial Snow Globe」と名付けられたスノードームをイメージしたホログラムの白いクリスマスツリーが出現しました。まるで粉雪が舞っているような光がロビーに映し出されとても幻想的です。
ザ・コノートホテル(The Connaught)のクリスマスツリー
ザ・コノートホテル前の広場に設置されたクリスマスツリーは、ロンドンを拠点に活躍する2人のアーティスト、アニー・モリスとイドリス・カーンによるデザインです。9メートルのツリーにはモリスの代表的なスタック彫刻の作品が付いて、夜には1,600個のライトがピカピカ輝いています。
会員制クラブ、アナベルズ(Anabel’s)のジンジャーブレッドハウス
メイフェアにある高級会員制クラブ、アナベルズ。クリスマスをはじめとしたシーズン毎に建物全体をインスタレーションすることでとても有名です。今年のクリスマスは可愛らしいジンジャーブレッドハウスに変身しました。圧巻の大きなお菓子の家の前には写真を撮る人がひっきりなしに訪れています。
老舗百貨店リバティとハロッズのクリスマスのインスタレーション
日本人にも大人気のイギリスを代表する老舗百貨店リバティとハロッズ。
リバティのクリスマスインスタレーションは吹き抜けになったアトリウムに浮かぶ大きな気球!気球に使われている布はもちろんリバティ社製で、今年のクリスマス用にデザインされた、切手や手紙が星空に浮かぶFestive Greetings柄とリバティカラーのパープルでとても可愛らしく、見ていると夜空を飛んでいるようなウキウキした気分になります。
ハロッズはシャネルを代表する香水№5の誕生100周年を記念して、№5を象徴するアイコニックなボトルの形を模したインスタレーションが入口に設置されました。5つあるシャネル№5のクリスマスウィンドウに隠されているミニボトルの数を探し当てるクイズも開催しています。
『くるみ割り人形』(Nutcracker)バレエ鑑賞
ロンドンではロイヤルバレエ団をはじめ、イングリッシュナショナルバレエ団やロイヤルバーミンガムバレエ団によるクリスマス時期ならではの『くるみ割り人形』の公演があります。オーケストラが奏でるチャイコフスキーのファンタジー溢れる音の魔法を聴きながらおとぎの国の世界に迷い込んだ気分で本場の素晴らしいバレエ鑑賞もお勧めです。
80本のクリスマスツリーが光り輝くパブ、チャーチル・アームス
最後にクリスマス気分を味わえるちょっと変わった一押しスポットをご紹介。ノッティングヒルにあるパブ、チャーチル・アームス。このパブは夏場にパブの壁面に沢山のお花が咲く様子が見事で有名です。クリスマスの時期はお花の代わりにクリスマスツリーがパブの外壁に飾られ、その数なんと約80本!
約80本のクリスマスツリーに2万個以上のライトが煌めいて遠くから見ても目立っています。パブの名前の由来はウィンストン・チャーチルの祖父母が通っていた事から名付けられたそうで、ロンドンで初めてエールビールと一緒にタイ料理を提供したパブとしても知られています。
まだまだもっともっと沢山ロンドンにはクリスマス気分を楽しめる素敵なスポットやイベントがあり、全てをお伝えしきれないのが残念ですが、2回に渡ってご紹介した情報から少しでもロンドンのクリスマスの雰囲気を味わって頂けたら嬉しいです。
みなさま、どうぞ素敵なクリスマスをお過ごし下さいませ。