パンケーキデーにブレックファスト・クラブでパンケーキチャレンジ
イギリスのパンケーキデー
イースターの47日前にあたるシュローブチューズデーShrove Tuesday(懺悔の火曜日)はイギリスではパンケーキを食べてお祝いする習慣がありパンケーキデーと呼ばれています。
パンケーキデーと呼ばれるようになったのは、キリスト教徒がイースターまでの40日の断食期間前に贅沢品の卵や乳製品などを使い切るために、シュローブチューズデーにパンケーキを焼いて食べた事に由来しているそうです。
イースターは移動祝日なので毎年異なりますが、今年のパンケーキデーは3月1日でした。
春の始まりのこの日は毎年心待ちにされイベントも開催されます。
イギリスのパンケーキ
イギリスのパンケーキはクレープのような薄いタイプでシンプルにお砂糖とレモンをかけていただくのが主流ですが、最近はアメリカンタイプの分厚いふわふわのパンケーキも浸透しています。
スーパーマーケットの棚にもパンケーキデーの前になると温めるだけの物やパンケーキミックス、はちみつやチョコレートソースなどの商品が特設コーナーに並ぶ光景が見られるのもちょっとした季節の風物詩です。
フライパンを持って走るパンケーキレース
パンケーキデーに行われるイベントのひとつにパンケーキレースがあります。パンケーキレースの発祥は1445年にオルニーという町で、ある一人の主婦が教会に遅れそうになって、その時に焼いていたパンケーキが乗ったフライパンを持ったままパンケーキが焦げないようにひっくり返しながら走って教会に向かったことが始まりだと言われています。頭にスカープを巻いてエプロン姿でフライパンに乗ったパンケーキをひっくり返しながら走るパンケーキレースが各地で開催されます。ロンドンでは国会議事堂の上院、下院の議員たちがウェストミンスターで行うレースが有名です。
『ブレックファスト・クラブ』でパンケーキチャレンジ!果たして12分で12枚食べられる?
パンケーキデーのイベントのひとつで楽しみにしているのは、いつも賑わっている朝ごはんが人気のカフェ『ブレックファスト・クラブ』(Breakfast Club)で毎年開催されているパンケーキチャレンジ。
ルールは簡単!12枚のアメリカンタイプのふわふわのパンケーキを、12分以内に見事完食出来たら勝ちというチャレンジです。完食出来たらお代は無料、出来なければパンケーキ代を払いますが、そのお代はチャリティーとして寄付される仕組みになっています。
さあ、チャレンジしますよ~!
チャレンジをしたのはリバプールストリートのスピタルフィールズにある支店。
パンケーキチャレンジをする人や、普通のパンケーキを食べに来た人で外まで行列が出来るほどの人気ぶり。応援チームで食べた普通のパンケーキ。
そしてこちらがチャレンジ用の高く積まれたパンケーキ!
レフリーのホイッスルの合図とともにチャレンジスタート!
ナイフとフォークでお行儀よくのんびり味わいながら食べているチャレンジャーの横で、応援隊の私達は時間制限がないのになんだか焦って食べました(笑)
肝心のチャレンジャーの方は、の~んびり食べているように見えましたが、意外と早い!
果たしてチャレンジ成功なるか?
見事チャレンジ成功~!
この状況を見守っていた後ろのテーブルの3人組のボーイズもチャレンジする事に。一人はパンケーキに手でクリームを塗ってサンドイッチのように挟み、豪快にかぶりついて、見事チャレンジ成功!
ただしお隣の方は最初の一枚目から首を横に振って、残念ながらチャレンジ成功ならず。他にもチャレンジしていた人が沢山いましたが、成功率は三分の一位の確立でした。
お店の店員さんもパジャマで仮装して、お店全体で盛り上がりとても楽しいパンケーキデーなので毎年ブレックファスト・クラブで食べる事を恒例にしています。
お店の情報
ブレックファスト・クラブ Breakfast Club
HP: https://thebreakfastclubcafes.com/
店舗:スピタルフィールズ、SOHO、バラマーケット、ロンドンブリッジ他