アフタヌーンティー研究家 藤枝理子
一杯の紅茶からHappinessを!
はじめまして、藤枝理子です。
東京都世田谷区の自宅開放型サロンにて、
英国スタイルで学ぶ紅茶教室を主宰し、20年以上が経ちます。
「なぜ、紅茶の先生になったのですか?」
「アフタヌーンティーって何を学ぶのですか?」
サロンをはじめてから、取材などで何度となく受けた質問です。
![テーブルの上に並ぶ紅茶](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/09/rf-2-1024x682.jpg)
イギリス・紅茶…という記憶の糸を辿ってみると、
物心がついた2.3才の頃、父が仕事で渡英する機会が多く、
帰国後に話を聞いたり、写真を見たりするうちに、
紅茶やアフタヌーンティーという世界に興味を持つようになりました。
時は昭和40年代、ちょうど日本で紅茶輸入自由化が進み、
朝食にリプトンイエローラベルや日東紅茶の黄色いティーバッグが登場し、
トーストと甘いミルクティーという組み合わせが浸透しつつあった頃の話です。
小学生になると、「赤毛のアンの手づくり絵本」をバイブルにし、
ケーキを焼き、紅茶を入れて、お茶会ごっこをするような子どもでした。
大学を卒業したあと、一度は企業に就職をしたのですが、
紅茶、そしてイギリスへの想いが忘れられずに一大決心をして会社を辞め、
イギリスへ紅茶留学。
紅茶をライフワークにできたら…、そんな夢や希望を膨らませていました。
![ティータイムを愉しむためのお部屋](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/09/rf-1--1024x768.jpg)
「紅茶の国 イギリス」
英国家庭の中で暮らし、そこで学び得ることができた大きな収穫は
「紅茶は単に喉の乾きを潤すドリンクではなく、暮らしを潤す文化」ということを、
身を持って体験したことでした。
特に、アフタヌーンティーというと非常にゴージャスなイメージを
持たれるかたも少なくないと思いますが、決してそれだけではありません。
豪華なホテルへ行って愉しむものというイメージが強い英国式アフタヌーンティーも、
もともとは、19世紀の貴族の館の中で発祥したサロン文化です。
21世紀のいま、アフタヌーンティーの形も変わり続けています。
自宅の庭で家族と一緒にティーテーブルを囲む…、
そんな何気ない午後のひとときの時間こそが、
愛おしい至福のティータイムでもあるのです。
一杯の紅茶は、誰かと大切な時間を共有したり、距離を近づけてくれる
コミュニケーションツールでもあります。
そして、自分と向き合う大切な時間でもあります。
私たちの普段の生活や価値観は、ここ数年でガラリと変わりました。
日常の中に、素敵なティータイムを刻み込んであげることで、
リラックスしたくつろぎの時間が生まれ、生活にアクセントが芽生えます。
一杯の紅茶から広がる暮らしの愉しみかたのご提案。
沢山の幸せを運んでくれるティータイムの習慣を
日常のシーンにも、そして非日常のシーンにも取り入れられる
アイディアやTipsをご紹介していきたいと思っています。
ティーカップ片手にお付き合いくださいね。
![藤枝理子の著書](https://ukwalker.jp/wp-content/uploads/2021/09/rf-3-1024x683.jpg)
アフタヌーンティーや紅茶に関する書籍を執筆する活動も行っています
最新刊 「英国式アフタヌーンティーの世界」
国内のティープレイスを訪ねて探る、淑女紳士の優雅な習慣
藤枝理子 著
アフタヌーンティーは、おいしい紅茶とお菓子を味わうだけのグルメではありません。
いわば、英国流の茶道ともいえる、「五感で愉しむ生活芸術」です。
本書では、日本の紅茶やアフタヌーンティーの聖地を巡りながら、
知っているようで知らない、時に勘違いをされているアフタヌーンティーの歴史や
秘密、エピソード、紳士・淑女の必須科目といわれるマナーやおもてなしについて、
さまざまな角度からご紹介しています。
さらに、一流ホテルのシェフや、人気ティールームのオーナーたちによる
秘蔵のスコーンレシピや究極のティーメイク法も掲載。
アフタヌーンティー好きはもちろん、紅茶好き、スコーン好き、英国好きにも
おすすめの一冊です。よろしければ手にとってみてください。
「もしも、エリザベス女王のお茶会に招かれたら?」
英国流アフタヌーンティーを楽しむ エレガントなマナーとおもてなし40のルール
藤枝理子 著
イギリスでは、「紅茶を一杯飲む姿を見れば、その人の品位と教養がわかる」と
いわれています。
英国流のアフタヌーンティーには、日本の茶道と同じように
少し窮屈ともいえるマナーや約束事があります。
マナーは堅苦しい飾りものではなく、あなた自身を輝かせる一生の宝もの。
レディの必須科目ともいわれるマナーを、楽しみながら身につけることができる
一冊です。