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おひとりさま・アフタヌーンティー ~カンデラ・ティールーム~

カンデラ・ティールームのアフタヌーンティーセットと、エンゼルが描かれた部屋の天井
~口コミ人気も高い女子力高いアフタヌーンティー~

おすすめのロンドンアフタヌーンティーは?

初回の記事では”ロンドンの五つ星ホテルのアフタヌーンティー”をご紹介したのですが、
ロンドンでの滞在時間が少ない、予算もあるしと、円安の今、恐ろしい価格(約2万円近く)のホテルアフタヌーンティーを選ぶのは躊躇してしまいますよね?
よく生徒さんからも「ロンドンで、どこのアフタヌーンティーが、おすすめですか?」という質問をいただきます。

なかなかひとつに絞るのも難しいし、お味の好みなど、その時期のメニューにも左右されるし、繁忙期のサービスなどの保証もない・・と、かなりの前置きですが、いろんな口コミも頼りに、昨夏、サウスケンジントンにある「カンデラ・ティールーム」を予約することにしました。

~小さなお店ですがテラス席も満席~

ラブリーなインテリア

私はアフタヌーンティープレイスを選ぶ時、自分好みのインテリアに重きをおきたいので、モダンでシンプルな最新のロンドンティールームより、パステル系の場所を選びがち。ティーカップもインテリアに比例して可愛い花やドット柄、女子力の高い雰囲気の写真がSNSでもたくさん投稿されていて、「カンデラなら気軽に行けそう」と、遅いランチ代わりに15時に予約を入れました。

~日本人にも人気上昇中の店内~

実際に入店してみると、水色の天井には天使、シャンデリアも輝き、壁紙もフェミニンで、写真だけ見たら、高級ホテルのティールームかと思ってしまうほどエレガントなのです。

~ここは、まさにSNSで見た”姫系”な光景~

ただ、五つ星ホテルと比べたら「ハリボテ感」が否めませんが、ブラウンのアンティークテーブルや椅子が好みで、ディスプレイ空間も、フォトスポットとしては充分楽しめました。

~パステルを基調とした店内に英国アンティークがマッチ~

ロンドン市内のティールームのなかでは、インテリアの可愛さは抜群でカントリーサイドに行かなくても、英国らしい空間がお迎えしてくれて、ついつい写真撮影も進みます。

~予約時間の少し早めに到着して店内撮影を楽しむ~
~どこを撮ってもステキポイントばかりで、ときめく~
~オリジナルの紅茶やスタンドのディスプレイも必見~

“ミックスマッチ”のティーウェアも魅力

オーダーは、もちろんアフタヌーンティー。ティーメニューのなかから好きな紅茶をセレクトするとリーフティーがポットで運ばれるシステムです。最近では白の味気ない陶磁器のカップが多く、がっかりしてしまうのですが、こちらは今流行の「ミックスマッチ」のティーウェアでサーブされます。
「ミックスマッチ」とは古いものを大切にする英国の文化もあり、欠けてしまったソーサーやカップも廃棄せずに、雰囲気の合う他の食器と組み合わせるという合理的な考え方。かつ最近の英国の流行でもあるラブリーな食器の使い方で、いくつかの場所で体験しているので今回も、どんなコンビネーションで登場するのか楽しみでした。

奥の席の若いお嬢様方には、そんな私のイメージどおりに「ミックスマッチ」の柔らかな花柄のカップが運ばれ、パステルのインテリアともマッチしていて、画になる素敵なアフタヌーンティーシーンは乙女な時間の演出にぴったり過ぎ。眺めているだけでテンションが上がります。さすがに離れているお客様席の撮影は遠慮しましたが、今回は隣のリザーブのお席のカップの写真をパチリ。これだけでも充分可愛い。

~こんな感じの可愛いカップ&ソーサーを期待していた…~

さて、60代半ばの日本人女性の「おひとりさま」には、どんなティーセットが選ばれるのでしょうか?期待も膨らみ待っていると、「あらら~なに?これ?東洋のイメージなの?え?私、このカップが出てくるのだったら来てないよ、ここ!」と残念すぎる現実を目の当たりにして愕然。

~年齢か?東洋すぎるルックスに合わせてなのか?未だ、謎~

美味でボリューム感もGood!

気を取り直して、アフタヌーンティースタンドを待つと、ある意味、ティーカップと調和した三段スタンドで、全部並べたらアジア人向け?ミックスマッチが完成して「さすがプロ」という表現に変えておきましょう。

~色合いなど、確かにミックスマッチとしては完成度高いかも?~

下段のセイボリーは五つ星のホテルの美しくカットされた華麗なサンドイッチに比べたら素朴ではあるものの、チエダーチーズやホースラディッシュのアクセントが効き、1個ずつ工夫があり美味しい。カントリーサイドではパンの耳がついたままが多く、フィリングも1種類で飽きてしまうので、まさにロンドン高級ラインとカントリーサイドの中間的な位置づけなのかなと自分では高い採点にしてみました。

~家庭的なサンドイッチにはプチトマト&野菜もトッピング~

中段のスコーンは田舎風の大きなサイズでカントリーサイド寄り。クロテッドクリームやラブベリージャムも日本人には充分な量で、オーダーした紅茶、アッサムもアツアツで運ばれて、満足でした。

~カントリーサイドのアフタヌーンティー、イメージ~

上段のペイストリーも見た目も可愛く、マーマレード系タルト、マンゴー&パッションフルーツレアチーズケーキ、チョコマカロンなど甘味のバリエーションが計算されていて、いただく量も過剰ではなく、これまた美味しく、だんだん笑顔になっていく自分が笑えました。

~味のバランス絶妙な上段スイーツ~

旅での貴重な時間を効率的に

こちらのアフタヌーンティーは、ひとりで伺ってもフレンドリーに対応してくださる若い男性がメインのスタッフでTシャツ姿にタトゥー。なんだか現在の英国らしい感覚と中世ヨーロッパ的なインテリアとのギャップも魅力なのかもしれません。ゲストも観光客というより、英国人同士でカジュアルにクリームティーやアフタヌーンティーテーブルを囲むといった感じで、気取りがなく、もちろんドレスコードもありません。スニーカーで入店OKなので旅途中にはありがたい。

私の一押しおすすめポイントは、着席してからアフタヌーンティースタンドが運ばれる時間がスピーディーだという点。人気店なので回転も速いのでしょう。先日の五つ星ホテルでアフタヌーンティースタンドがサービスされるまでに1時間と比べたら、旅行者に優しい。入店から退出まで約1時間で充分楽しめる内容でしたので、前後も自分なりのスケジュールを組み込むことができます。

~結果、高得点のカンデラ・ティールーム~

アクセス良好

ステキな場所でも、複雑なアクセスだと往復の時間も無駄になってしまう。他の観光との組み合わせも時間を有効に使う意味で大切です。私は14時過ぎまでボンドストリートで買い物をしていて、バスで現地へ。帰りは地下鉄の「ノッティングヒル・ゲイト」へ向かい、アンティークのお店のウィンドーショッピングも楽しみました。

~眺めるだけでも目の保養になる高級アンティーク店~

途中、「ロンドン一美しい」とも言われているパブ「チャーチル・アームズ」前を通り、花々が咲き乱れるシーズンには記念撮影してみるのも思い出のひとつになります。

~お花咲く季節は外観だけでも美し過ぎる!~

せっかくなので、さきほどのアフタヌーンティーの時間が効率よく回れたのでパブに入り、
お得意の紅茶のみをオーダーしました。内部を覗きたかっただけなのですが・・。

~パブの内部はワンダーランド~

その後は、ヴィクトリア駅まで行き、ロイヤルショップの閉店時間18時半に間に合い、ショッピング。バッキンガム宮殿まで、お散歩しても外はまだまだ明るい英国の夏。

~数多くのロイヤル関係の商品が揃うショップ~
~ロイヤルショップ限定紅茶やオーナメントは渡英の度に増える~

ここまでカンデラ・ティールームに入室が14時40分。お買い物が終わりバッキンガム宮殿まで17時40分とジャスト3時間でした。

評判の良い口コミ

そんなロンドンさんぽ途中の「カンデラ・ティールーム」。早めに予約をいれないと希望の時間に入れないという、情報も耳に入ってくるほどの人気店。ぜひ渡英前に予約を入れて、前後の時間のプランも練っておきましょう。ひとりあたり24.95ポンド(現在約4800円)でした。五つ星ホテルの3分の1くらいのプライスになります。
WEBでの評判も上々だし、自分のイベントでおすすめして、実際に渡英された生徒さんからも「カンデラ・ティールーム、良かったです」というメッセージをいただき、ほっとしています。場所、価格、お味、雰囲気とポイントはいくつかあると思いますが、どれも平均点以上というのが結果、高い評価としておすすめできるのでは?と考えています。
さて、皆さんの評価はいかに?

~どんなティーセットになるのか?それまたサプライズ!~
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