前回のPart1に引き続き、今回はノースヨークシャーでのkokoのそぞろ歩き体験Part2をご紹介します。
今回の旅のハイライト、ノースヨークシャーへ
2018年、ベティーズ(Bettys)が運営するクッカリースクールでレッスンを受けるためヨークで列車を乗り換え、ハロゲート(Harrogate)に向かう際に見かけた忘れられない景色がありました。
それは、ナレスボロの高架橋。
列車で通り過ぎた時に一瞬見ることができただけなのですが、それはそれはとても美しい景色でした。
前回は時間がなくて見に行けなかったので、今回はぜひ行こうと心に決めていました。
※コラム『kokoのイギリスひとり歩き~憧れのべティーズクッカリースクール Bettys Cookery Schoolへ~』は、こちらでご覧ください。
そしてノースヨークシャーへの旅のもう一つの目的が、ベティーズティールーム(Bettys Tearoom)でのアフタヌーンティー。
前回のクッカリースクールに行った際は、時間がなくアフタヌーンティーもできなかったので、まずノースヨークシャー1日目は、ハロゲートのベティーズティールーム本店で、アフタヌーンティーをいただくこととしました。
ベティーズティールーム(Bettys Tearoom)のアフタヌーンティー
フェスティブシーズンということで、アフタヌーンティーもフェスティブアフタヌーンティー。
クリスマスソングのピアノ生演奏を聴きながら、普段は時間に追われてばかりなのに、冬の日差しが降り注ぐ窓際の席でゆったりとした時間を過ごす、至福の時でした。
アフタヌーンティーのお菓子はトナカイやひいらぎなど、クリスマスらしい飾りがあって、セイボリーとスイーツがバランスよく盛り込まれていて、とても美味しかったです。
今回のアフタヌーンティーはひとりでした。一生懸命にアフタヌーンティーの写真を撮影している私をみかけたお隣のテーブルの紳士に”撮ってあげるよ”と声掛けいただき、アフタヌーンティー中の私の写真を撮っていただきました。
イギリスの人は本当に親切です。
ノースヨークシャーをドライブ旅行
今回の旅は息子とのふたり旅。
ナレスボロの高架橋を観たいと息子に話したら、イギリス人のともだちにノースヨークシャーに行くなら絶対ドライブがおススメと言われたそうで、ヨークでレンタカーを借りて、いそいそと出発です。
その日は12月23日でBBCのラジオもクリスマスソング一色で、気分も盛り上がりです!
絶景のナレスボロ高架橋とナレスボロキャッスル
まずは、ヨークからナレスボロの高架橋を見るベストポジションの、ナレスボロキャッスルに向かいます。
ナレスボロキャッスルに着いたのは朝の9時少し前。
まだ、太陽が完全に上がりきらない景色や朝日に照らされるナレスボロの高架橋は、それはそれは美しく感動的でした。
ナレスボロキャッスルは訪れた日が月曜日の休館日で、内部に入ることができませんでしたが、石造りの重厚なお城でした。
ナレスボロの街を少し歩いて、途中のThe Crown Innでイングリッシュブレックファーストを食べ、次なる目的地へ。
The Crown Innの朝食はなんと£2.25。何もかもが円安で高かった今回の旅行では大破格値の朝食、充分美味しく満足でした。
今回のナレスボロ高架橋以外の行き先は、全て息子にお任せ。
途中、ノース・ヨーク・ムーアズ国立公園(North York Moors National Park)内の、家もなければ羊もいない、植物さえ生えていない、しかも車1台分くらいの幅の1本道、前にも後にも車も走っていない、これまで見たことのない荒涼とした景色の中を走り目的地のゴースランド(Goathland)に向かいました。
ハリーポッターのロケ地ゴースランド(Goathland)駅
ゴースランドの駅は、ハリーポッターでホグワーツの玄関口・ホグズミード駅のロケ地として使われた駅です。
今でも稼働している駅でタイミングが合えば列車も見られますが、わたしが行った時間には列車をみることはできませんでした。
冬ということもあり、観光客は少なくドライブイン的なかわいいお店を見て移動します。
海辺のかわいい街、ステイス(Staithes)
次に向かったのは海辺のかわいい街、ステイス
ステイスに向かう途中、羊が脱走しているところを発見。写真を撮ろうと思って車を止めたところ、慌てて羊は逃げていってしまいました。残念。
海辺の街ステイスは、夏がきっと観光客が多いのでしょう。
わたしたちが行った時、開いているお店は少なくひっそりとしていましたが、とてもかわいい街で、街のあちこちに海を思わせる飾りつけがされていました。
せっかく海辺の街に来たから、ランチはシーフードをと、Cod&Lobster と言うお店で、名前のままCod&Lobster をオーダー。
ふっくらとしていて、美味しくいただきました。
ステイスを後に、次は海辺から丘の上に移動。
映画ドラキュラの舞台となった、ウィットビーアビー(Whitby Abbey)へ
映画ドラキュラの舞台ウィットビーアビー(Whitby Abbey)
丘の上にポツンといきなり現れる7世紀に建てられたという石造りの修道院は、荘厳かつ独特な歴史を感じさせる外観の建物でした。
そして、眼下に見える冬の荒々しい北海との融合が、一層神秘的さを増しています。
丘の上から見るウィットビー(Whitby)の街もとてもかわいらしかったのですが、ここでタイムアップ。
次回はゆっくり訪れたいと感じた街でした。
その日は、17:30の列車でヨークからロンドンに戻らなければならず、スケジュールもりもりで回ったため、乗車時間にギリギリ。
遅れることが多いイギリスの鉄道ですが、珍しくその日はオンタイム。はらはらしながらもなんとか発車時間に間に合い、ホッとしながらロンドンへの帰途につきました。
想像以上に、ノースヨークのドライブは素晴らしく感動しました。ぜひまた訪れてみたいと思っています。
次はいよいよ、ロンドンのクリスマスについてご紹介します。