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『神戸阪急英国フェア』へやってきた

UK Walkerでは、2023年4月12日(水)から18日(火)までの7日間のスケジュールで開催している神戸阪急英国フェアにやってきました!
UK Walkerをご覧いただいている英国ファンの皆さんに最新の英国フェア情報をお届けするとともに、UK Walkerで販売する英国製テーブルウェア”エマ・ブリッジウォーター”のPRを兼ねてコラムをお届けします。
神戸をはじめとする関西圏にお住いのみなさん、また出張等旅行で神戸へお越しのみなさん、ぜひ三ノ宮駅に直結の神戸阪急で英国気分を味わってみてください。

テーマは”花を愛する素敵な暮らし”

まずは、今回の神戸阪急英国フェアの概要について。
今年で4回目となる今回の神戸阪急英国フェア2023のテーマは、”花を愛する素敵な暮らし”

いつもの英国商品はもとより、今回は花をテーマにした英国商品がラインナップされています。

素敵な花柄のヴィンテージを扱うスージークーパー

まもなくチャールズ国王の戴冠式が行われるところですが、昨年ご崩御されたエリザベス女王への哀悼のお言葉を記したロイヤルコレクション商品がラインアップされています。

エリザベス女王哀悼のマグカップやカップ&ソーサ―

エマ・ブリッジウォーターでもエリザベス女王の生涯と功績を記念し昨年デザインされたエリザベス女王のマグカップを販売しています。
残念ながらチャールズ国王のコロネーション記念マグは今回の英国フェアに間に合いませんでしたが、近日中に発売の予定です。

エマ・ブリッジウォーターの人気商品
エリザベス女王マグやクラウンジュエルのトレイ

開店前に入場整理券を配布するウイスキー販売

今回の英国フェアで驚いたのが男性のお客さま。
なんと初日の百貨店の開店前に中高年の男性諸氏が列をなして入り口に並んでいるではないですか。英国フェアといえば、女性のお客さまが圧倒的に多いという考えが覆されました。最近は男性の方々にも人気度がアップしているようで、”特に神戸は港町という土地柄で昔からウイスキーの文化が根付いているから神戸阪急の英国フェアでもウイスキー売り場が人気なのでは”と言うお話しも。

充実したウイスキー販売コーナー

ご夫婦で英国フェアへ遊びに来て、奥さまが英国グッズやスイーツをご覧の間にご主人はカウンターで英国ウイスキーを楽しむ、ってスタイルもありですね。

今回は、元海軍施設だった歴史的建造物を改修して作られたウイスキーのコッパーリベント蒸留所と併設されたレストランの”ザ・パンプルーム”からウイスキーの量り売りの実演に来日されたドミニク・シェファリーがウイスキーバーで、そのウイスキーのお話しをされていました。

一杯500円程度で楽しめる価格設定も魅力の一つ
ザ・パンプルームウイスキーバーはいつも満席に

気になるお店に聞いてみた

いつも人気の紅茶『リントンズ』

リントンズの紅茶は英国ファンにもおなじみで、茶葉の販売とともにイートインスペースで楽しめる紅茶にはいつも長いお客さまの列ができます。

この日のリントンズのティースタンドメニュー
人気No.1のゴールド税込みで440円+ショートブレッド付きでした

今回、そんなリントンズのお店でいつも紅茶をサーブされているリントンズジャパンの岡田さんにお話しをお伺いしました。
ちなみにリントンズの岡田さんは、長くアパレル業界で働いていましたが、代々リントニアンだった義兄のイギリス人からお土産でもらった紅茶をきっかけにリントンズ紅茶に魅了され、2011年に福岡でリントンズジャパンを立ち上げ、2年前の2021年から日本での創業10年の節目に拠点を大阪に移されたそうです。現在は阪神百貨店の1階に実店舗を構えながら自社のオンライン販売も運営されています。また今回の阪急阪神百貨店英国フェアのような催事、イベントへは関東、関西を中心に年間7~8回程度出店されているそうです。

リントンズの紅茶の特徴は英国の人々に100年以上リアルに 毎日飲まれ続けている紅茶で、茶葉の品質と鮮度にこだわりをもっている点だと自信をもって話しをされる岡田さん。そんなリントンズの中でも人気、定番の商品がティーバックの紅茶で、ブレンド名では”ゴールド”がリントンズのシグネチャーブレンド、フラグシップのグレンドで1番の売れ筋だそうです。

ティースタンドの横にはリントンズの紅茶の数々が

英国フェアの忙しい会期中に、カウンターの中で紅茶を淹れながらも付き合っていただき、お話しを聞かせていただきました。
“イギリスではほぼ100%と言っていいほどティーバックを使って入れた紅茶にミルクをいれてマグカップで飲む。こんなイギリスのリアルな紅茶文化を紹介し、日本でも英国のように気軽に本格的な紅茶を楽しむ生活をひろめていきたい”と考えたことがリントンズジャパンを起こすきっかけになったんだと、最後に語ってくれたのが印象的でした。
岡田さん、忙しい中ありがとうございました。

いつも列ができるリントンズのティースタンド

英国屈指のラグジュアリーホテル『ザ・ドーチェスタ―』のスコーン

続いては1931年創業英国屈指のラグジュアリーホテル、ザ・ドーチェスターホテルから来日しスコーン作りを実演するエグゼクティブ・ペストリーシェフ、マイケル・クァン(Michael Kwan)さんにインタビュー。

ザ・ドーチェスターホテル エグゼクティブ・ペストリーシェフ
マイケル・クァン

エマ・ブリッジウォーターの売り場すぐ近くで、ドーチェスタ―のスコーンが販売されているので、オーブンの扉が開くたびに焼きあがったスコーンのあま~い、何とも言えない香りが漂ってきます。
すぐにでも飛んで行きたい気分になってしまい、毎日これが続くと少し体に毒かなぁと・・・話しています(笑)

そのザ・ドーチェスタースコーンのスペースで手際よく生地をこね、スコーンを作るのが1931年創業英国屈指のラグジュアリーホテル、ザ・ドーチェスタ―ホテルからいらしたエグゼクティブ・ペストリーシェフのマイケル・クァンさん。

抹茶ホワイトチョコレートのスコーン作りに専念するマイケルさん

今回の神戸阪急英国フェアで行列を作っていたザ・ドーチェスタ―のスコーン。マイケルさんにお聞きすると、日本のお客さまがスコーンを好きなことには、少しびっくりされたようです。
この人気のスコーンはバターが多くリッチな味で大きいこともあって、よりしっとりしている特徴があるそうで、今回の英国フェアでは、アールグレイ柚子、サルタナレーズン、プレーン、チョコレートヘーゼルナッツ、抹茶ホワイトチョコレートなど数種類のスコーンを販売されていました。
現地ザ・ドーチェスタ―ホテルでのスコーンはアフタヌーンティの一品とし提供していることもあって、普段のマイケルさんは主にプレーンかレーズンのスコーンを一日100個から150個作っているそうです。
抹茶ホワイトのスコーンなど、本国でも楽しめないマイケルさんのスコーンを、ここ神戸で楽しめますよ!

会場で焼き上がるスコーンの香りにうっとりと・・・

スコットランド生まれのサステナブルなスキンケア商品『エディンバラナチュラルスキンケア』

英国フェアというとスコーンや英国菓子などの食品や食器などのテーブルウェア、ヴィンテージ商品をぱっとイメージするのですが、最近よく英国フェアでお見かけするようになったスキンケア商品のお店に目が留まったので、お話しをお伺いしてきました。
お話しをお聞きできたのは、エディンバラナチュラルスキンケアの櫻井さん。

お話しをお伺いしたエディンバラナチュラルスキンケアのDirector櫻井さん

エディンバラナチュラルスキンケアの創業者はもともとイギリスのロックスター、スコットランドではちょっとした有名人のトミー・クルックスさんだそうで、そのトミーさんご自身のお子さま、赤ちゃんが生まれたときに安心して使えるスキンケア商品を作りたいと考えたことが始まりだそうです。そのためベビーシリーズ、最初はベビー石鹸から始まったブランドです。

100%ナチュラル成分で肌にも地球にも優しくあることがブランドの特徴。梱包にもバイオディグレーダブル素材を使用するなど、なるべくプラスチックを使わないエコマインドにこだわりがあり、そのためデザインされたスキンケア商品の容器、缶も評判が高く、使い終わったあとも別の用途で使うことができるリユースの特徴が人気のひとつ。そんなサステナブルなナチュラル商品に感銘を受けて、3年前から日本への販売を開始したのだと櫻井さんが語ってくれました。

エディンバラナチュラルスキンケアは、主にはイーコマース(EC)での販売が主流で、ヨーロッパや日本、中国、韓国でEC展開をされています。
通販で手にすることはできますが、実際に手に取って商品を確認することは英国フェアなどのイベントがメインになりますね。

リユースが可能な缶に入ったおススメのハンドクリーム

櫻井さん一番のおすすめは、しっかり手になじみバリア力もあって水をはじいてくれるので、手を洗っても付け直す必要のないハンドクリームだそうです。英国フェアに出かけた際は、ぜひエディンバラナチュラルスキンケアの商品を試してみてはいかが?

ティーブレンダーも実演来日のノーティーズ

ノーティーズ(Nauteas)をはじめ多彩な紅茶を取り扱うモレットの山本さん、今回出店されている紅茶ブランドでおすすめをお聞きしました。

店頭にたってお客さまへご案内する山本さん

今回の神戸阪急英国フェアで、特にティーブレンダーのカティア(Katia )さんが来日し、お客さまからオーダーを受けてオリジナルのボタニカルブレンドを実演販売されているノーティーズの紅茶。そしてインド出身のオーナーがロンドンでチャイスタンドから始めたというネミティ(NEMI Teas)の紅茶について語ってくれました。

ノーティーズは、山本さんが前職から独立して紅茶の販売を開始されたころからのお付き合いだそうで、カティアさんが自身でインドやアジアをはじめとした紅茶の産地を回り選んだ茶葉をブレンドしています。ルイボスティーや緑茶、ハーブティー、そして香りにも特徴のある紅茶ブランドで、例えば「スモーキーキャラメル」という紅茶は、ラプサンスーチョンのスモーキーな香りにキャラメルのフレーバーをつけ、ロシアやフランスのフレーバーティーをイメージして仕上げているそうです。

ノーティーズのスモーキーキャラメルは税込みで1,944円(36g)

そしてもう一つのティーブランド、ネミティ(NEMI Teas)。インド出身のオーナーが移民の多い街ロンドンでなかなか職に就くことが難しい移民の人たちと共にチャイスタンドを立ち上げ、ロンドン市内で展開していったことがネミティの始まりのきっかけだそうです。そのルーツもあって、ネミティではミルクで煮だすチャイベースの紅茶が一番人気と語ってくれました。

ロンドンバスやロンドンタクシーをモチーフに
見た目も楽しいパッケージ商品も

そのほかにも山本さんがセレクトした紅茶やはちみつ、ビスケットが並んでいます。
今年から始めたという“KEEP CALM AND CARRY ON” は、英国でも知られた標語を紅茶やビスケットの缶にデザイン、可愛いパッケージで眺めているだけでも十分楽しめましたよ!

ティーブレンダー”カティア”さんにインタビュー

2019年に続き2度目の英国フェアへの実演来日となるカティアさんは、ノーティーズのブースでオリジナルブレンドの実演を行っています。

オリジナルブレンドの紅茶実演のため来日のカティアさん

今回オリジナルブレンドを作るために用意されているのは、茶葉や花、ハーブなど7種類。
オリジナルブレンドを作る時は、まずベースになる茶葉を選び、次にアクセントになる花びらやハーブを選ぶのがポイントだそう。

フルーティーにするか甘くするか、またはハーブを効かせるかはお好みです。

カティアさんのおすすめの紅茶の飲み方はまず、ストレートで飲んでみて、次にミルクを入れたり、はちみつを入れたりして、味の変化を楽しむことだそうです。
そして、カティアさんがおススメする紅茶に合うお菓子は、イギリス菓子の代表ヴィクトリアスポンジ。
また甘い紅茶にはチーズスコーンなどのセイボリー系もおススメとのこと。

他にも多くの紅茶やスコーン、雑貨のお店が並んでいます。
イギリスに興味のある方もそうでない方も、ぜひ神戸三ノ宮近くにお越しの際は、神戸阪急英国フェア2023をのぞいてみてください。

エマ・ブリッジウォーターもみなさんのお越しをお待ちしております!

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