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紅茶とイギリスの暮らしの教室『Cosy&Rosy』
~長野のイギリスへ~

出窓と壁にかかったCosy&Rosyの看板、地面には鉢植えと英国調を感じる玄関
エントランスにはポット型の看板にCosy&Rosyと書かれています

長野のイギリスへ

新幹線で東京から約1時間半。
2年半以上思い焦がれていた長野のイギリス『Cosy&Rosy』さんへ、2022年6月やっと伺うことができました。

おしゃれに飾られたテーブル

『Cosy&Rosy』の主宰は原夕美さん

原さんは20歳の時、ご友人とイギリスに行かれたのが最初で、その後2002年に最初の紅茶留学をされ、紅茶、英国菓子、英国料理、作法、暮らしを分野ごとに学び、その後も毎年渡英を重ね、紅茶研修の他、英国家庭の生の暮らし、クッキング等を学び知識や感性を磨かれたそうです。
なかでも、英国家庭の生の暮らしは、日本で英語のスキルアップを図るために通った語学スクールの先生のつてで紹介された英国家庭で学ばれたそうです。
そしてそのお宅には原さん用のお部屋があり、お家の方はイギリスのお父さんとお母さんのような存在だそうです。

『Cosy&Rosy』で行われていること

そして、2007年より『Cosy&Rosy』の屋号を持ち、自宅教室を中心にレッスンを行うほか、出張レッスンや飲食店の商品開発・紅茶活用アドバイス、英国関連のコーディネート・企画等に携わっておられます。

用意されていたウエルカムドリンク

ご自宅では、イギリスの暮らしの教室、紅茶講習のほか週に一回木曜日に紅茶の調合計量販売や、紅茶道具や英国らしい雑貨の販売もされています。

調合室

参加したレッスン内容

今回わたしはイギリスの暮らしの教室で、英国料理「Kedgereeケジェリー(ケジュリー)」を教えて頂きました。
現在プライベートレッスンでは英国料理のレッスンはされていないそうですが、今回取材ということで特別に教えて頂きました。
ケジェリーとは、もとは朝食だったそうですが、現在では昼でも夜でも好きな時に食べられているそうです。

出来上がったケジェリー

ケジェリーはピラフのような炊き込みご飯ですが、お米はインディカ米で、具は鱈、玉ねぎ、ゆで卵、たっぷりのパセリが入ったカレー風味です。
原さんによれば、朝食のメニュー出てくるものをひとつのお鍋で一緒に作れるので、朝食とされていたのかもしれないとのことでした。

出来上がったケジェリーを盛り付ける原さん

原さんが大切にしていること

『Cosy&Rosy』は、”英国家庭の日常生活をリアルに再現する”というスタンスのため、空間や食べ物も日本人好みの繊細な味や食感、洗練された佇まいにせず、あくまでも生のイギリスを体感できるような、「英国のお宅訪問感覚の世界観」を大切にしたいと思っているそうです。

今回ケジェリーでは日本の鱈を使っていましたが、イギリスの食感に近づけるため、長野ならではの隠し材料や、よりイギリスらしさを出すために、玉ねぎのみじん切りは大きめにカットするなど、細部までこだわりが感じられました。
できあがった、初めていただくケジェリー。イギリス料理がまずいというのはもう何十年も前の事、とってもおいしく頂きました。

盛り付け前のケジェリーが入ったお鍋
お皿に盛りつけられたケジェリー

原さんの屋号への思い

『Cosy&Rosy』の屋号には、原さんが「大切にしたいこと」と「価値観」を表す二つの形容詞を使われたそうです。
「Cosy」は心地良い・温かみのある、 Cosyな場所と人であれたらという思いから、
そして、「Rosy」はバラ色の・明るい・楽観的な、Rosyな心を大切にしていたいという思いから。
確かにわたしが原さんのお宅のドアを開けたその瞬間から、優しい色調のダイニングルームはイギリスのカントリーサイドのお宅のような感じがし、迎えてくれる原さんの明るい笑顔にほっとさせられました。
また、窓から見える長野の自然の景色は日本であることを忘れてしまいそうな、初夏のイギリスにいるような感じがしてとても居心地の良さを感じました。

レッスンはHPスケジュールより「(空)リクエスト承ります」表示のところで、先着順に受付をされています。
ぜひ、電車で行ける英国のお宅訪問を体験してみてください。

詳しくは公式サイトをご覧ください。
紅茶とイギリスの暮らしの教室『Cosy&Rosy』公式サイト:https://cosyandrosy.com/

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