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9月1日はホグワーツの始業式!11:00はキングス・クロス駅に集合♪

「ハリーポッターと呪いの子」を上演するパレスシアター

ロンドン中心部にある“パレスシアター”で上演されている舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」や、ロンドン近郊のリーブスデンにある「ワーナー・ブラザーズ・スタジオ・ツアー」、ホグワーツ魔法魔術学校のロケ地として知られるオックスフォード大学「クライストチャーチ」など、イギリス国内には、年中ハリー・ポッターを満喫できるスポットがたくさん!

ですが、毎年9月1日にしか参加できない、とってもスペシャルなハリポタイベントがあることをご存知でしょうか?誰でも無料で気軽に参加することのできるイベントなので、9月1日にロンドンに滞在されるご予定がある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

ハリポタファンの聖地「キングス・クロス駅」

ロンドンのターミナル駅の一つである「キングス・クロス駅」は、ロンドン中心部から、ハリー・ポッターたちが通学するホグワーツ魔法魔術学校へと移動する”ホグワーツ特急”の発着駅として、作中に登場する重要な駅。

作中では、9番線と10番線の間の壁を通り抜けることで到着することができる「9と4分の3番線」駅からホグワーツ特急が発着することになっており、キングス・クロス駅には「9と4分の3番線」で写真を撮ることができるフォトスポットも用意されています。

そんな、ハリポタファンの聖地とも言えるキングス・クロス駅ですが、その世界観をより味わうことができるのは、9月1日の午前11時。始業式に向かう生徒たちが9と4分の3番線に集結、ホグワーツ特急が発車する日時です。

9月1日11時開催「Back To Hogwarts」

毎年9月1日の11時になると、イギリス中(そして世界中)のハリポタファンが、キングス・クロス駅に集結! 「Back To Hogwarts」と称して、ハリポタ関連のプチイベントが開催されるんです。

2019年のwand danceの様子

2020年はコロナウイルスの感染拡大を防ぐため、オンラインイベントでの開催となりましたが、2019年は舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」のキャストによるwand danceのパフォーマンス、2018年はサプライズで、映画「ファンタスティックビースト」に出演されている、エディ・レッドメインさん、ジュード・ロウさんが11時のカウントダウンに参加されました。

2019年度の会場の様子

2019年度の「Back To Hogwarts」、駅内には、ホグワーツ魔法魔術学校で組分けに使われる”組分け帽子”がくるくる回っています。帽子の前で写真撮影をすることもできました。

その近くには、第2作目「ハリー・ポッターと秘密の部屋」で登場するウィーズリー家の「空飛ぶ車(フォード・アングリア)」の展示が。レゴブロックで精巧に作られています。こちらは実際に中に入ることもでき、みなさんいろんなポージングで記念撮影を楽しまれていました。

もちろんハリポタファン以外にとっては、いたって普通の平日なので、通常通りの通学や通勤で駅を利用されている方もいらっしゃいますが、ホグワーツ魔法魔術学校の制服である四寮のローブを纏った方や、ハリー・ポッターの登場人物のコスプレをして現れる方も!

こちらは主要登場人物の一人、ホグワーツ魔法魔術学校の教師であるマクゴナガル先生のコスプレをされた方。緑のローブがお似合いで、人混みの中でもよく目立っていました。後ろに写っている方は、同じく教師の一人、スネイプ先生の格好をした方も。

こちらは義眼がトレードマークのマッド・アイ・ムーディー先生。近くにいた子どもたちも大喜びでした。

他にも、ダンブルドア先生やニュート・スキャマンダー先生に扮した方など、魔法界から飛び出してきたような方々がたくさん。一緒に記念写真を撮って欲しいというリクエストにも快く応じてくれる方が多く、ハリポタファン同士の絆を感じられました。

ローブや杖をお持ちの方は、ぜひハリー・ポッター風の格好で訪れてみて。

11時発の電車は?電光掲示板に注目!

「組分け帽子」のフォトスポットや、レゴの「空飛ぶ車」の展示、思い思いの衣装に身を包んだハリポタファンの姿に思わず目を奪われてしまいますが、注目して欲しいのがホグワーツ特急が発車する11:00の電光掲示板。

11:00発の電車はスコットランドのエディンバラ(Edinburgh)行き(J.K.ローリングさんがハリー・ポッターを執筆された街でもあり、ハリポタファンの方に大人気の観光スポットとしても有名な場所です)。

ちなみに下の方に書かれている「AZUMA(あずま)」は電車の名前で、日立製作所が手がけた高速列車です。イギリスで和名の電車が走っているなんてなんだか不思議ですし、電光掲示板で「AZUMA」を見かけると、少し嬉しくなりますね。

それぞれの行き先の後には経由地点「via ~(~経由)」が表示されるようになっているのですが、なんとこちらのエディンバラ行きは…

ホグズミード(Hogsmeade)経由!

ホグズミードとは、ハリー・ポッターの作中に登場する魔法族のみの村で、ホグワーツ魔法魔術学校の生徒たちが週末に遊びに行くことができるスポットとして登場します。ホグズミード村にあるパブ「三本の箒」で、泡で白髭を作りながらバタービールを飲むシーンは印象的でしたよね。

日常生活で利用している電光掲示板に、あたかも当たり前のように「Hogmeasde(ホグズミード)」の地名が表示されると、まるで実在する村のように感じられ、なんとも言えないワクワクした雰囲気に!

ホグワーツ特急の乗車券も

電光掲示板の写真を撮るのに夢中になっていると、どこからともなく「そこのグリフィンドール生!」という声が、思わず振り返ってみると、にこやかな駅員さんが近づいてきました。

「グリフィンドールの生徒だね、チケットは持った?」と一言。そしてなんと、本物さながらのホグワーツ特急のチケットを手渡してくれました。

「11:00だから乗り遅れないように」と残して颯爽と去っていく駅員さんの後ろ姿を見送りながら、なんと幸せな時間が流れているんだ…と改めて感動。

USJのハリーポッターエリアや、ロンドン郊外のハリポタスタジオで、ハリポタの世界観にどっぷり浸るのも魅力的ですが、いつもとなんら変わりない日常が流れている空間でひょっこり顔をだす魔法の世界を感じるのは、とてもリアリティがありました。

もらったチケットを大切に握りしめ、ホグワーツ特急の発車時間11:00になるのを待ちます。

Wand Danceのパフォーマンス

実は裏で本物のホグワーツ特急が発車しているのではないかという錯覚にも襲われますが、残念ながら実際に乗車することはできない私たち。

11:00からはハリー・ポッター関連の催しが開催されるのが常で、2019年はロンドンで上演されている舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」のキャストによる、杖を使った「Wand Dance」が披露されました。

突然ローブに身を包んだ学生たちが現れて、炎が出る杖を片手に駅内で踊る様子を眺めていると、これから本当にホグワーツ特急が発車して、夕方からホグワーツの始業式が始まる気がして、自分まで魔法使いになったようなひとときでした。

私は地上階にいたのですが、周りの方の身長が高く、パフォーマンスをクリアに観ることができなかった場面もちらほら。もちろん地上階の方が臨場感はありますが、上階から全体を見下ろすように見学されているファンの方もたくさんいらっしゃいました。

9月1日はキングス・クロス駅で魔法界体験を♪

駅構内のハリポタショップの様子

毎年9月1日に開催されている、ハリポタファンのためのイベント「Back to Hogwarts」。ハリポタの大ファンという方はもちろんですが、そうでもないという方も、日常に突如現れる魔法使いたちの姿&11:00からのプチイベントで、十分に満喫できること間違いなし。

どなたでも無料で参加することができるので、9月1日にロンドン滞在の予定がある方は、ぜひふらっとキングス・クロス駅へ足を運んでみてはいかがでしょうか?


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