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Foodieが集まるイギリス食のイベント「The Great Bath Feast 2021」潜入レポ

Foodieが集まるイギリス食のイベント「The Great Bath Feast 2021」の様子

ロックダウンで去年、今年前半はイベントらしいイベントは全てキャンセルだった。
少しずつ活気も戻ってきているイギリス。バースに住み始めて2年。やっとこの街の楽しいイベントを経験できる機会に恵まれた。2021年9月に開催されたThe Great Bath Feastと言う食の祭典フードフェスティバルを臨場感いっぱいに皆様をご案内したい。

The Great Bath Feast 2021 とは

場所はバースの目抜き通りとも言えるミルソムストリート。
ジョージアン様式の建物が並んでいてとても印象的だ。
「食」を楽しめる屋台が道の両脇に連なっている。
フードフェスティバルはイギリス各地で行われるが、入場料が必要なイベントも多い。このイベントは無料なのも良心的。美味しいものを楽しんで味わってほしいという主催者の気持ちが伝わる。
こうしたイベントを専門に年中移動しながら食を提供するというビジネスをしている人は、屋台もかなりスタイリッシュでお金がかかっている。

The Great Bath Feast 2021の屋台めぐり

このフェスティバルでは、ドリンク、フード、チーズや地元で採れた物を使ってのジャムや蜂蜜など、とにかくバラエティー豊かである。

移動しやすいといえばこんな移動カクテルバー。
おしゃれでスタイリッシュなデザインで若者の心を鷲掴み。
人目を惹く車の色やお店のロゴはさすがのブランディング。

世界の美味しいものも大集合。
スペイン料理の屋台では巨大パエリアが見た目と香りで人々を誘惑する。
フードイベントの醍醐味と言えよう。
最近はイギリスではタパスの店が流行っているので、パエリアも馴染みがある料理として人気である。

隣の屋台は、甘い香りのクレープ屋台。ナテラチョコレートスプレッド味。
甘いクレープとチョコレートの香りがふんわりとお店の周りを包み込むと思わず並んでしまいたくなる。

屋台といっても簡易ピザ焼き窯を持ち込んで本格的。
イギリスにはピザファンが多いのでここもかなりな賑わい。
ピザの生地に具材をトッピングしてフレッシュなピザを提供している。

世界的に流行のジン。
ボタニカルなものを使ったものが特に人気。
趣向を凝らしてオリジナリティーあるクラフトジンのストールがかなり多くみられたフェスティバル。お店の雰囲気もオーナーのこだわりが伺える。

イギリスはリンゴの名産地としても知られている。
リンゴを使ったリンゴのお酒「Cider」。
試飲して味わえるのもうれしい。
リンゴの種類もイギリスでは幅広く味わいも個性があり面白い。

チーズやワインを取り扱うストール。
ヨーロッパ各地の物もイギリスにいながらも味わうことができる。

イギリス人はかなりチョコレート好きな方が多い。
食後に、スナックに、なんとなく口に運びたくなる元気のでるスイーツである。
カラフルなパッケージはこれからのクリスマスシーズンに向けてパーティーの手土産には最適である。このお店は賞も取っているので話題性もあり頂いた人の喜びも増す。

イギリスにも綿菓子があるの?とびっくりされるのがこちら。
キャンディーフロストという名前で売られている。白やピンク色で日本で売られている綿菓子と全く同じであるのだが日本のあのお祭り独特の袋に入っていないせいか、全く別のスイーツに見えてくるから不思議だ。
子供達たちが目を輝かせて並んでいる姿は万国共通である。

最後はスコッチエッグ。カジュアルなランチやピクニックに食されるイギリスのソウルフードとも
言える料理の一つである。

ひき肉とハーブで作った種でゆで卵をコーティングし、衣をつけて揚げる。最近は包む具材のバリエーションが増え、日本のおにぎりのように包む具で色々な味わいを楽しめる。ファーマーズマーケットでも必ずと言って良いほど見かけるイギリス伝統料理である。この屋台で揚げて作っていなかったので匂いや音で人々を魅了することはなかったが、ほっとするお馴染みの味を食べたさに人が入れ替わり立ち替わり買いに来ていた。

特設ステージではプロの料理人によるデモンストレーションなども行われていて美味しいものを求めて全国からグルメが集まる食のイベント。イギリス各地でこのようなイベントは開催されているので渡英の際には調べて一度楽しんでいただきたい。

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