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日本人主婦のカントリーサイド日記 Vol.5

8月も半ばを過ぎ、もうすぐ夏休みも終わりが近づいています。気候はまだまだ夏を感じられる、暑すぎず涼しくもないまったりとした日々が続いておりますが、時折吹く風や収穫の終わった景色、高くみえる空からは時々秋を感じはじめました。

家の周りの畑は今年は麦の収穫で、先日大きなトラクターがやってきて黄金色の麦を刈っていきました。毎年来るこの大きなトラクター、この時期になるとたくさん見かけるのですが、本当に毎回大きさに驚くと同時に、なぜか子供のようにウキウキします。そして、この収穫も夏の終わりを感じますね。

大型のトラクターを使った麦の収穫がはじまる

さて、子供の夏休み中、私も休みを取り家族で休暇を久しぶりに楽しみました。
今年は”ステイケーション STAYCATION”という、休暇方法が推奨されているのですが、その意味は2つあります。一つ目は自宅にいながら、日帰り旅行を楽しもう!ということ。そして二つ目は国内ですごそう!ということです。
二つ目は海外旅行が当たり前になっている人たちへの言葉で、なんだかちょっと人々の違いを考えさせられた言葉ですね。そして夏のバケーションではイギリスの多くの人たちが、スペインやフランス、ドバイなど海外ではなく、国内の旅行地コーンウォール地方やデボン地方、ウェールズの海岸地域、スコットランドのハイランドに行くため、今年は更に国内移動が多かったように思います。

そして私たち家族は、日帰り旅行で楽しもうということにし、休みが始まる前に行きたい場所、やりたいことなどを互いに紙に書いて、それを見て計画を立てました。その中の一つが電車での旅。

電車で夏の日帰り旅行に出発

色々といわれる電車の旅ですが、だいぶ進化して、以前よりずっと案内はわかりやすくなっていますよ。といっても比べているのはかなり前の時代で、日本とはちょっと違いますが。そして目指したのはブリストルという街です。ブリストルの駅はヴィクトリア時代の建築でとても貫禄のある駅です。

1870年代に改築された現在のブリストル・テンプル・ミーズ駅

イギリスの鉄道はヴィクトリア時代に発達したので、古い駅はヴィクトリア時代の素晴らしい建築が残されています。こういう時代物の建物を見ることができるのも魅力ですね。
ブリストルの街はモダンと歴史的な部分とが混ざった街ですが、アーティステックな部分もイギリスにはあって、この夏休みを楽しく過ごすことができました。 

イギリスの夏の風物詩 移動式遊園地
屋外にスクリーンのある「Big Screen Bristol」

移動遊園地や、港にある船「SSブリテン号」に行く計画が、残念ながら夕立に降られてしまって行くことができず、とっても残念でした。

そして、別の日の日帰り旅行になりますが、海にも行ってきました。
とても暑い日で混むことが予想されていたので、朝早くから家族で出発。私たちがついたころはあまり人出もなかったのが、午後にはかなり多くの人たちでにぎわいます。皆さん暖かい天気を楽しんでいる様子でした。

そしてあまりの暑さに途中で携帯がオーバーヒートしまい写真で紹介できないのが残念なのですが、イギリスの海辺には、必ずと言ってよいほど子供用にロバ乗りができるんです、なぜロバ?気になります。

まだまだたくさんの場所に行ったのですが、次回にまた書かせていただきます。
そして今回も最後に私の犬のエピソードを、お話をしたいと思います。休暇中に川のボートに30分ほど乗ることにしたのですが、犬も一緒に初めて乗りました。乗るときはちょっと不安げだったのですがおいでと呼ぶと自らジャンプし、船に乗り、乗っている最中は周りの景色を見て、かなりリラックスして乗っていました。 

ボートを降りたこの後、彼に異変が・・

川の流れも穏やかで、景色もきれいで、癒されたのですが、ボートを降りると、犬の歩き方がとても変!
ボートの上と地上の違いになれず、靴下はいた犬の用にどうしてよいかわからない様子。少しずつ普通に戻ったのですが、その後3分後に。。。船酔いをしたようでした。
かわいそうに船には今後乗れそうにありません。でも、歩き方が面白くて笑っちゃった。ごめんね。

そしていろいろな意見のあったオリンピックですが、開催中はお店のお客さんから「日本頑張っているね」や、「日本で開催出来てよかったね」などといったコメントを頂けたのは、このような小さな町で働いていてちょっとうれしかったエピソードでした。
夏もあと少しですが、たくさん楽しみたいと思います。

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