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ロックダウンの中で、イギリスの”いま”に感じるコミュニティとのつながり

The Show Most Go Onのロゴ

キャプテン・トムの募金活動

世界中を混乱に巻き込んでいる新型コロナウイルスですが、イギリスではパンデミックになりかけたころから、NHS(National Health Service 国民医療サービス)で献身的に働く医師や看護婦に対する感謝の気持ちを表すため、さまざまな募金活動が行われています。
その中でもキャプテン・トムは日本でも話題になりました。

歩行器を使い、一辺が25メートルある自宅の庭を100回歩くことで、NHSのスタッフを支援するために1,000ポンド(15万円)を集めようという試みで始めたキャプテン・トムの募金活動。最終的には50億円近くが集まったという驚くべき結果でした。

そのキャプテン・トムにインスピレーションを受け、子供から高齢者までがNHSのみならず、パンデミックで苦しい時を過ごす人たちのための募金活動を続けています。
集まったお金の行先は様々なチャリティですが、今日は『The Show Must Go On』の活動をご紹介します。

『The Show Must Go On』活動

パンデミックで職を失った人たちが多い中、ミュージカルや演劇に携わる俳優、テクニシャンを金銭的に応援しようという目的で設立されたチャリティ組織で、『The Show Must Go On』~ショーは続く~ というロゴを掲げて、Tシャツやマグネットなどがオンラインで販売されています。
観劇はイギリスの大事な文化のひとつです。これらの品を購入することは、イギリス文化の保存に貢献することに繋がります。

このチャリティのロゴをご覧ください。
チャリティをサポートする劇、ミュージカルのロゴの1文字が使われています。下の2枚の写真をご覧になって、どのアルファベットがどのミュージカルの一文字になっているか当ててみてください。答えは最後にお知らせします!

ロックダウン完全解除が延期に

イギリスでは、コロナ変異株で再び感染者が増えだし、今朝のニュースでは6月21日に予定されていたロックダウン完全解除が延期になると報道されました。また今日(6月14日時点)の18時には首相の記者会見があるそうですが、劇場、映画館などは閉鎖のままになるようです。

コミュニティーの中で生きること

若者たちは、落胆の表情を隠せずに心は沈みがち。でも、沈んでばかりでは、益々気持ちが落ちていくばかり。この経験を将来に役立てよう!という気持ちを持とうと、私は必至で毎日を過ごしています。
そんな中で私が再認識したことの一つは、人はコミュニティの中で生きているということ。コミュニティに生きる人たちとのつながりがあることは、心の支えになります。そういう意味で募金活動に協力することは、繋がりを感じさせてくれるひとつの方法です。

『The Show Must Go On』の答え

T: Tina
H: Dear Evan Hansen
E: Jamie
S: Six
H: Hamilton
O: The Book of Mormon
W: Wicked
M: Matilda
U: Juliet
S: Les Miserable
T: The Prince of Egypt
G: The Lion King
O: Come from Away
O: The Phantom of the Opera
N: Merry Poppins
! : Mamamia
  
ママミーアが”!”だけっていうのも、面白いですね。

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